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『罪と罰』を読まない(読書感想文)
主宰している英語教室の生徒さんが推薦してくださった本。「本を読まずに読む」という、すごい企画。
誰もが作者と本の名前は知っているドフトエフスキーの「罪と罰」。これをちゃんと読んだことのないクリエイターさん4名が時々ヒントを手にしながら、この本の内容を読み解いていく。だったらちゃんと読めばいいじゃん、とつっこみたくなるけれど、この「読まずに読む」ということを実践されているのを見ていると、これも本の楽しみ方の大切な一つかも、という気になってくる。
最後の方にあとがき的に三浦しをんさんが、本は読後も良いけど読む前に読むのも良い、的なことを書いておられて、まさにそれ!と思った。本のポテンシャルの高さを思わずにはいられない。本って旅と一緒でどこまでも深くて面白い。
今までは読後の楽しさを感じていたけれど、これからは私も読む前に読んでみようかな、と思った。
「罪と罰」も大体内容がわかってしまったものの、この世界を味わいたい!と強く思ってしまった。人と語り合うと、自分が感じ取ったものと違う角度からの感じ方も知れて、更に味わい深いもの。私もこんな座談会に参加してみたいと思ったし、このプロのクリエイターさん方ならではの発想も、かなり興味深くて勉強になった。
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