9月10日 「向こう見ず」
22歳になった。
20歳以降、誕生日を迎えてもまだ20歳なのではないかと思う。
2年経ってあの頃とすこしは変わったのかな。
むしろあの頃と変わらないものってなにかな。
自分の中でずっと変わらないものってなんだろう。
なんかポエマーみたいだな。
寒気がするのでやめよう。
そういえば最近よく「学生っぽさ」がないと言われる。
「学生っぽさ」とは一体どういうことなのか。
現にわたしは学生で、
学生生活なるものをとてつもなく満喫しているつもりだ。
先生方には迷惑なくらい絡みにいくし、
図書館だってめちゃくちゃ活用させてもらっている。
休日になればカフェに行くし、夜更かしだってたくさんする。
ベンチにだって寝転がれるし、通常より安い料金で映画を見たりする。
これ以上の「学生っぽさ」はない。
みんな何を感じ取っているんだろう。不思議。
あ、でも合コンとかには行かないなぁ。
てかそもそも合コンって今も存在するのか。
あーでも面白かった記憶はあるな。
高校生のころ大学生に交じって参加したことある。
でも、あんまりなじめなかったな。
わたしパーソナルスペース広いのであんまり近づいてほしくないのだ。
気を許してない人に0距離で座られるとまじで嫌だ。
当時もソーシャルディスタンスだったらよかったのに。
今はほんと心地いい。
不便もあるけど適度な距離感。
友達でも正面に座るなら80cm、横に座るなら35cmくらいの距離がいいな。
これだと平均くらいなのかな。わからないけど。
さて、今日は9時半から2年生の授業に出た。
「いか文庫」さんがゲストの回だ。たのしかった。
いか文庫さんって女の人だったんだなぁ。知らなかった。
いかをテーマにしているにいいな。
あと各企画のキャッチコピーが面白い。しゃれてる。
数か月前にコピーライターの本とか、広告代理店の本、CM制作の本、ポスターの作り方、マーケティングの本とか読んでいたので、話がよく刺さった。
あとエア文庫なのがいい。
エアなのにここまで存在感を放っているのすごい。強い。
「いろいろ考えちゃうのは心配性だからかな?」とおしゃっていたけど、
3借りて7返すみたいな感じのヒトだった。そういえば髪も七三分けだったな。
やさしそうでおもしろいヒトだった。
お話聞けてよかった。
先生がいつもどうやって面白いヒトを見つけているのかだけが謎。
そうそう、そういえば今日、なんか急に
『パンティオロジー』という本を紹介された。
パンツの個人的記憶の保存。
考現学だな。(知らんけど)
民俗学か?その当時のデザインとかも知れるしな。
おもしろい。世の中にはほんとにいろんな研究があるなぁと思う。
「学問ならば、いろいろな人を巻き込んで、パンティの話を聞くことができ、研究の途中過程を発表することができる。」
「パンティは、ブラジャーよりもはるかにパーソナルで、性に直結しています。」
「ふだん人に見せることのないその一枚の布から、個々の物語と時代性が浮かび上がるのではないかと、をわくわくしました。」
「ある程度データが集まった時点で読み解いていくと、女性たちは人生のシーンによって、はくものを替えることがわかってきました。それぞれのその時どきのパンティの哲学があるのです。」
いいな。ぜひ読んでみてほしい。
あとね聞いてほしいことがひとつ。
受けるかわかんないけど院試の試験問題をもらいに入試担当に行ったのね。
そしたら顔見知りの人がいて。
「あら~どうしたの~?」ってにこやかに尋ねられたの。
で、私の考えとしてはもうすこし「学生」という身分がほしいから半年間留年する(学費半年60万)orそれなら院に進んで一年ないし二年間院生をやる(学費一年60万)or残りの半年めっちゃがんばって普通に卒業するの三択なのね。
で、学費が安い+なんか肩書も上がるから、院に進むのがいいかなと思って、入試担当に行ったの。
そしたら、考えが甘いだとか、ここはカルチャーセンターではありませんとか、真面目に学ぶ気がないの?とか、本当に院試の試験いるのかとか、院試の試験みたら腰抜かすとか、はぁ?って感じのこと言われたの。
なんなのあのヒト?
ほんとに。
しかも挙句に
「院に進むには学科の先生でたちで会議をしなければなりません。みんなで話し合って決めます。」
「そうなんですか。」
「あなたお店とかいろんな活動してるでしょ、それをよく思ってない人もいるの。」
って言われたのね。
「へー、そうなんですか。まぁ、それは仕方ないですね。」
って返したけど、なんなの。
関係ないじゃん。そんなのまで関与してくんの?
いや、てか言い方考えた方がよくない?
その場では、まぁこれはこの人の意見だから仕方ないかと思うことにしたけど、ほんとむかついたな。なんなのあの言い方。ほんと失礼。全部が失礼。
冷静に対応した私をほめてほしいわ。ほんとに。
あんなの口論になってもおかしくない。
まぁたしかにあなた方の考える「真面目に」は勉強してないかもだけど、学ぶ気はありますーって感じ。学問をやる気はありますーって感じ。断るにしてもほかの大学院進めるとかなにかいっぱい方法あるでしょー。
あと「留年は社会的に見てよくない」とかも、心底どうでもいい。
経営学の話とかされて、新卒との給料の差とか、生涯賃金の話とかも話されたな。
おっしゃっていることは至極全うで、ごもっともだったけどそんな話はどうでもよかった。
一生会社勤めだけでいくならならそうだけど、私はそうじゃない。
お金の稼ぎ方なんて人それぞれだ。それにそんなこと言うのなら、なんであんたはこんなカウンターの中に座っているんだと思う。ほかに効率よく稼げる方法なんていくらでもあるだろうに。
私は16歳の時に商人から「時給で働く人になるな」と教えらているので、なんというか根本から分かり合えない。
それに、手品師に社会性を問われてもなぁと思う。問うだけ無駄だと思う。手品師に社会性を問うな。社会性を問う前に社会を問いてほしい。
あぁ、ほんとに腹が立った。
久しぶりに黒い感情うまれて、治めるのに疲れたわ。
いつ終わるかわからない人生を
どうでもいい他人に説かれるなんてごめんだ。
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