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1月に読んだ本、買った本、気になった本


1月はお仕事のかたわら、私にしては読書もたくさんしたなぁという1ヶ月。

いつもは雑貨やスキンケアみたいなものに惹かれていく興味が、本にアンテナがぴんと張りっぱなしだった。
きっと心が栄養を求めていたんだな。

2月以降もたくさん読めるかわからないけれど、こんな機会も稀なので記録しておこうと思う。



1月に読んだ本


ロバートの元ストーカーがテレビ局員になる。〜メモ少年〜(篠田直哉 著)

小学生の頃からロバートさんにハマり、その好きさゆえに認知ファンどころかテレビディレクターとして秋山さんの番組企画を行うまでに至った「メモ少年」こと篠田直哉さんの自分史的な本。

「成功したオタク」の極みのような一冊で、ただ好きという思いひとつで人はここまで行動できるのか……!と笑えるとともに感動すら覚えてしまう。

全編にわたってロバート愛激アツの内容ですが、コンテンツ企画に携わる方にとっても勉強になる一冊かも。
とても楽しかった!


褒めてくれてもいいんですよ?(斉藤ナミ 著)

note創作大賞2023を受賞された斉藤ナミさんの初エッセイ本。
ちゃっかりご本人のサイン付き書籍をお迎えしてしまいました。

「拗れた自己愛」がテーマのエッセイが収録されていて、心地よい共感性羞恥というか、共感することが多いゆえに自分の心の中を見透かされているようで「うわもうやめて……」と言いながらも次が気になっちゃう病みつきエッセイたち。

個人的には時に、「自宅で脱毛〜夏の陣〜」がめちゃめちゃ笑えて、「母への手紙」で胸がギュッとなった。

↑「自宅で脱毛〜夏の陣〜」の元になったnoteもめっちゃおもろかった😂♡


好きよ、トウモロコシ。(中前結花 著)

全然違う人生なのに、全然見たことのない景色なのに、なぜか見覚えがあって懐かしい。
不思議とノスタルジックな気持ちになって、著者の中前さんの視線が自然と心に染み込んでくる、淡くきらきらした本でした。

「プールの底で考え中」というエッセイが、もう。
私が文章を書く理由ってなんだろう。
同じ経験をしたわけではないのに、どこか重なる部分を感じざるを得なくて、愛しくて抱きしめたくなる。

中前さんって、ほんとに素敵な女性で、娘さんなんだろうな。
本の帯の言葉通り、「この人とともだちになりたい」って思いました。


カモを見てぶらさがる(田中青紗 著)

田中青紗さんが本を出されたとポストで見て、速攻ポチ!
手元に届いた瞬間、装丁から印字から、あまりの可愛さに胸を射抜かれてしまった。

人に会うのは楽しいし、元気をもらえるけれど、人に会いすぎると、心がくたびれる。
ひとりの時間が好きだけど、同時にそんな自分でいいんだろうかと思う。
そんな心の道しるべになってくれるような、やさしいエッセイが収録されている。

ていねいで、まっすぐで、一生懸命な暮らしの記録。
青紗さんのエッセイ、やっぱり好きだなぁ。

↑収録されているエッセイの元になったnoteが読めます!

↑スクールの自主制作で、青紗さんに取材させていただいたのでよかったらぜひ!


東京の台所(大平一枝 著)

いわた書店さんの1万円選書で選んでいただいた1冊を、時間差で。

「台所を取材した本?インテリアに関する本かな?」って最初は思っていたんだけど。
リアルな台所の写真とともに、そこで営まれてきた住人の暮らし、歴史、これからが映し出されていた。

ルポ本ってこんなにも人の心を震わせられるのかと、情緒的な物語の数々にどんどん潤っていく自分を感じた。
こんな本にもっと出会いたいし、取材ってこうあるべきなんだと、お仕事の観点でも心に残る一冊でした。


人生を変えたコント(霜降り明星 せいや 著)

霜降りのYouTubeにハマってから数年、せいやさんの独特な感性、嘘のない性格、やさしい姿勢が大好きになった。
そんなせいやさんが書籍を!ということでお迎えしたのだけど……
めちゃくちゃ泣けました。

過去どんなことがあったのかはこの本を読む前から知ってはいたのだけど、読んでみると想像以上に壮絶で。
表現はめっちゃ面白くて軽快なんだけど、当時どんな思いで高校時代を過ごしていたんだろうと、ただ胸が痛い……

つらく、暗く、先の見えなかった人生を、コントでひっくり返したせいやさんだからこそ、彼の笑いはどんな人でも笑顔にできるんだなと思った。
ほんとに大好きな本。


1月に買った本


人生を変えたコント(霜降り明星 せいや 著)

ベージュ(谷川俊太郎 著)

いのちの車窓から(星野源 著)

桃を煮る人(くどうれいん 著)

「人生を変えたコント」は一瞬で読み終わってしまった!

今は「いのちの車窓から」を読んでるんだけど、めちゃくちゃいい。
初めて著者で本を揃えたいと思ってしまったくらい。
星野源さんの文章好きだなぁ。

2月もたくさん読みたい!


今気になっている本


これからお迎えしたい本のリスト。

  • さくら日和(さくらももこ 著)

  • もものかんづめ(さくらももこ 著)

  • 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし(阿佐ヶ谷姉妹 著)

  • そして生活はつづく(星野源 著)

  • 牛への道(宮沢章夫 著)

  • 大人失格―子供に生まれてスミマセン(松尾スズキ 著)

  • ことばの食卓(武田百合子 著)

  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる(石井好子 著)

  • パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら(中島たい子 著)

  • こいしいたべもの(森下典子 著)

  • 記憶を食む(僕のマリ 著)

  • じぶんBIG LOVE! ~ゆりやん体づくり本~(ゆりやんレトリィバァ 著)

  • 美人はコレを食べている。ビジュアルBOOK(木下あおい 著)

すでに読まれた方がいたら、感想教えてください〜!


読書にまつわる過去note


↓今日の注目記事、note株式会社に取り上げていただいた過去の読書感想文

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