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入園式って、いよいよ親になったって感じがするな


息子3歳、母親4年目に突入した人間が何を今更って話なのだけど。
保護者として入園式に出席するなんてこと、当たり前だけど今までなかったから。


この春、息子は市内の幼稚園に入園する。
園庭にたくさん遊具があって、板張りの床になんだか親しみが感じられて、画や工作などにも力を入れている、そんな幼稚園。

3月の小規模保育園卒園を控え、次なる進路を探していくつかの園を見学していた秋ごろ。
園庭を見た息子が、「公園だ!」とうれしそうに声を上げた瞬間、彼が行くべき場所はここなのだと、私の中で何かが、すとんと収まり良く着地したような気がした。

先日、採寸のためにサンプルの園服でサイズ合わせをした。
ブラウスにネクタイ、サスペンダー付きの半ズボン。
成長を見越して、今より2サイズほど大きめの園服を発注したが、裾に手が隠れてしまうほどのブカブカサイズの園服に身を包んだ息子が眩しく輝いて見え、より一層美しく感じられた。

時が経つのは、なんて早いんだろう。
つい昨日生まれたくらいに思っていたのに、もうすぐ幼稚園生だなんて。

51.5cm、3480gだった身体は、97cm、13.8kgに。
お乳を与え、食べさせ、遊び、教え、育て、守ってきた。


生命より大切な存在が、新たな世界に一歩踏み出そうとしている。


感慨深いって、こういう感情のことをいうのだなぁ。
今まで彼と過ごした時間、33年の人生のうちたった3年しかないのだけれど、それ以前の30年の何倍も色濃いよ。

場所見知りなタイプな息子は、きっと入園式でも大泣きしちゃうだろう。
そんな彼を見て、私は笑うだろうか、泣くだろうか。
わからないけれど、きっとその時感じた気持ちは、きっとこの先もずっと色褪せることがないのだろう。


入園式用のスーツも、これから調達しなければいけない。
「入園式 母親 服装」とググりながら、息子の人生一度のハレの日を想像しては、すでにじんわりこみ上げてくるものを感じる私であった。

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神田なり
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