
七千円野郎
俺はプライドが無い。俺はどこかのホテルに呼び出されて情けない姿を撮られるハメになり、とりあえず朝飯を食った。キンピラごぼうがご飯にマッチして、うまかった。今日はあえてクソを我慢しながらホテルに向かうことにした。
ホテルの前に小太りの気持ち悪い男が薄笑いを浮かべて立っていた。俺はこいつが関係者と見て、挨拶した。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします」
「よろしく」
そのデブが挨拶を返して二人でホテルに入り、俺は『仕事』を済ませた。
俺はカメラの前でクソをもらし、7千円もらった。その金で、路地裏の店で海鮮丼を食った。うまかった。