【日常生活】夫婦散歩、散歩放談、大切な習慣(雑記)
01.夫婦散歩
私たち夫婦は、生活リズムが全く異なる。
私は朝型、パートナーは夜型。
クロノタイプ診断も、ライオン(朝型)とオオカミ(夜型)。
二人とも独りの時間を大切にしたいタイプなので、平日は昼前と就寝前に少し会話があるくらい。
このくらいの距離感がお互いちょうどいい。
そんな少し変わった夫婦は、土日が晴れていればどちらかの日に二人で散歩に出かけることが習慣になっている。
普段あまり会話しないのが嘘であるかのように、散歩中にはなぜか会話が弾む。
今週あったことや、職場にいる変な人の愚痴を言い合ったり、すれ違った人を見て勝手にお互いにああでもないこうでもないと分析したりしている。
私が適応障害で退職してからはあまり開催できていなかったが、昨日は晴れていて私の体調も良かったので久しぶりに夫婦散歩に出かけた。
02.散歩放談
私たちは今日の散歩目的を少し遠くの駅にあるアトレで買い物をすることに決める。
散歩の道順は特に決まっていない。
私は建築士で建築が好きなので、見たことがない建物を見るために行ったことのない方向へ行きたがるからだ。
今日も例にもれず、あまり通ったことがない道に入っていき、珍しい建物を見つけた。
「あの建物、攻めてる。」
勝手に建物を設計する立場になって、設計が難しそうなことを「攻めてる」
と表現することを既にパートナーは知っている。
出会って間もないころ水族館に二人で行き、ガラスとガラスの継目にあるゴム製材料(シーリング材)を異様に触っているのをパートナーに驚かれたことを思い出すが、もうそんなことにはパートナーは慣れている。
パートナーから出る「はい、はい」感オーラがすごい。
いつもの反応なので私はスルーして、散歩を続ける。
「この道、あってる?」
パートナーが突然不安そうに言う。
パートナーは”北”を”上”、”東”を”右”と表現し、普段は目印となる建物を見ながら道順を覚えるタイプだ。
「大体、方角があってるから大丈夫。」
パートナーの疑わしい目をよそめに私は自信をもって答える。
するとそこで同年代くらいの夫婦とすれ違った。
「さっきの人の着てた服かわいい。」
全く気にも留めていなかった。私は振り返って確認する。
パートナーからの視線が痛い。
自由すぎるし、一見するとかみ合っていない夫婦の会話だ。
しかしこのくらいの会話と距離感が、私はとても心地がいいと思うのだった。
03.大切な習慣
無事に目的地に着き、必要な買い物を済ませる。
ウインドウショッピングなる、買うかどうかもわからない買い物にも今日は喜んで付き合うことにする。
パートナーには私が適応障害になって退職してからというもの、色々と迷惑をかけている。
パートナーにストレスは少なからずかかっているはずだが、不満そうな顔は見えない。
今日くらいは思い切りストレスを発散してほしいと願うのだった。
「ラーメンでも食べてく?」
私から提案する。
声には出さないが、パートナーが「いいね」の顔になるのがわかった。
変わった夫婦かもしれないが、言葉を交わさずとも空気や表情でお互いの気分がわかる、この関係を大事にしたいと思う。
そしてこんな何でもない、夫婦散歩の習慣をこれからも大切にしていきたい。
04.おわりに
今日は朝にnoteを書きました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
30代半ばでキャリアブレイクした建築士の記録を書いています。
読む人が前向きになってもらえるnoteを目指しています。
これからもゆるくお付き合い頂けますと幸いです。