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2023年 73冊目『絵本はマネジメントの教科書』
EMSで学んだ三宅美穂子さんの本です。
ドラッカー学会の推薦でもあります。
企業はマネジメントを学ぶと良い
マネジメントを学ぶ際に絵本が役立つ
具体的にこのマネジメントを習得する際にはこの絵本が役立つ
実際にいろいろな組織でこの絵本×マネジメントの組み合わせが役立っている事例がある
という内容です。
企業にマネジメントが必要だというのはその通りですね。
私も社名に中尾マネジメント研究所と名付けているので、完全同意ですね。
そしてマネジメントのキーワードとして
見える化、変化できる組織、生産性を高める、強みを活かしてリードする、現場力などをピックアップしています。
これもドラッカーの教えに通じますよね。
中尾的には、ローランドベルガーの遠藤功さんを思い出しました。
彼は見える化という言葉を広げた人です。
そしてねばっちこい経営で変化と生産性の高め方について触れています。
また現場力という名著も出していますね。
ですので、納得感が高いです。
これらのキーワードと絵本を繋げています。
例えば、くらやみのゾウという絵本で
見える化したいのに「一部しか見えてない拙い状況」を分からせることをします。
ゾウをしらない村人がくらやみの中でゾウの一部に触れて
「ゾウは〇〇」だという話をして、自分の情報が正しいと主張して、他の人と争います。
この絵本から、本来は部分しかわかっていないと思うことができれば、全員の情報を集めることで、正しいゾウの全体像をつかめるのだという本当の「見える化」を学べるという事です。
なるほど、分かりやすいですよね。
これだと、多様な人が感覚的に理解できる上に、絵としても印象に残ります。
共通体験を持つことで、実際に個別情報でもめていた場合
私たち、くららみのゾウをしていないだろうか?
と正しい見える化に方向修正できますね
このようにして、マネジメントを学ぶための適切な絵本と事例を紹介してくれるのです
納得感も高いです。
願わくば、実際の絵本のページが載っていたら、さらに印象深いなって思いました。
今は、絵本の説明(物語の一部)が載っているのです。
せっかく絵本なのですが、今は物語がマネジメントの教科書になっているのです。
ただし、これは表現の話なので、コンテンツとして絵本がマネジメントの教科書になるのは十二分に理解できました。
このような方法が役立つ会社もたくさんある気がしました。
▼前回のブックレビューです。