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「きょうだい児」って知っていますか?

今日、読んだ「きょうだい児 ドタバタ サバイバル戦記 カルト宗教にハマった毒親と障害を持つ弟に翻弄された私の40年にわたる闘いの記録」が衝撃的だった。
「きょうだい児」とは「障害のある兄弟姉妹がいる人」のこと。
この定義からいくとわたしは兄弟姉妹に精神障害者がいる、そして何より自分も精神疾患を持っているので「きょうだい児」であり、当事者でもあるのかもしれない。
だから、この書籍は読んでいてちょっと辛かった。
わたしは多分、「きょうだい児」の気持ちも障害を持つ人の気持ちもわかるからいろいろ思うところがある。
例えば、クレイジーな親がいるとか、家族関係のことで蕁麻疹が出たり、学校でのいじめとか・・・。
辛いことのオンパレード。
この本を読んでみるとわたしの過去の古傷がだいぶ疼くように感じた。
認めたくはないが、この本に載っているような現実は存在する。
でも、世の中にはあまりこういう現実を知っている人は少ない、あるいはみんな隠している。
だから、こうやって自分の壮絶な人生を赤裸々に語っている著者の勇気にはすごい力を感じる。
だって、普通は自分の壮絶な過去なんて誰も言いたくないものだ。
それでも著者はこの本を勇気を持って出版している。
この事実は多くの人に勇気を与えると思う。
こういう現実を世に広まれば、この著者のような思いをする人も減るのかもしれない。
わたしもこの著者のように自分の過去を赤裸々に語れたら、誰かに勇気を与えられるのかもしれない。
事実を伝え、多くの人に勇気を与える、すごい本でした。
ぜひ、みなさんも手に取ってこの現実を知ってほしい。
そして、もし周りにこういう子供がいたら、手を差し伸べてほしい。



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