「休肝日」のすすめ
先日、健康診断に行ってきました。
数人の看護師とドクターにお世話になったんですけど、診断の途中で、私のカルテを見て「ざわついた」んですよ。
何かって言うと、体重が1年前に比べて、9㎏も落ちてて、「この人、大丈夫?」って感じだったんだろうと思います。「何かあったんじゃないか?」とか「大病?」なんて言ってたのかもしれません。
最後に、ドクターからの問診があったんですけど、案の定、体重の質問からされました。
なので、暴飲暴食を避けて、特に糖質・炭水化物を控え目にしていること、毎日1時間のウォーキングと筋トレをしていること、更に、お酒も飲んでいないことを伝えました。
どうも、1年前のカルテに、肝臓の腫れが書かれていた様で、「全く腫れていませんねぇ」って驚いていました。
お酒を飲まなくなって、5か月目ぐらいですけど、それでも、そんなに効果が出るんですね。
やはり、お酒は、かなり肝臓に負担を掛けている様です。
体内にアルコールが入ると、肝臓で酵素が働いて「アセトアルデヒド」という物質に分解される様です。アセトアルデヒドは人体に有害な物質ですが、最終的には水と二酸化炭素に分解され、対外に排出されるとのこと。ただ、過剰に飲酒すると、そのアセトアルデヒドが大量につくられることになり、悪影響を及ぼすと。
飲み過ぎて頭痛や吐き気が起こるのは、このアセトアルデヒドの強い毒性が原因とか。
アセトアルデヒドは、活性酸素を介して肝細胞を傷付け、更には脂肪の分解を抑制し、肝臓に中性脂肪の蓄積を促すとか。この中性脂肪の蓄積によって、肝臓が肥大するんですね。
「脂肪肝」って言うそうです。それが更に悪化すると、「肝硬変」に至るとのことでした。
肝臓は、(自覚)症状になりにくいらしいので、気づかないうちに悪化する可能性があるとか。
飲酒される皆さま、如何でしょうか。よく「休肝日」を設けましょうって聞きますよね。
週に2日ぐらいお酒を飲まない日をつくった方が良いって聞きます。
まずは、週1日からスタートしてみても良いかもしれませんね。
飲酒って、習慣化してますから、それを変えるのは大変です。
なので私の場合は、一息に「断つ」ことにしました。
最初は、「我慢」してましたけど、その内、それが習慣になるので、5ヵ月経った今では、全く「我慢」する感覚はありません。
ぜひ、皆さまも試してみて下さい。
体調もすこぶる良くなりました。疲れにくくなった気がします。
あ、あと、さっきの「休肝日」ですけど、お酒だけじゃなくて、食事も関係するみたいです。食べ過ぎ(1日の消費カロリー以上の食事)は、余剰分を肝臓が処理することになる様です。糖質は、肝臓で「グリコーゲン」という物質になり、余剰分は脂肪になるみたい。
脂質は肝臓で「脂肪酸」という物質になるとか。この様に、肝臓は、脂肪と共存する臓器で、それが過多状態になると、脂肪肝になると言うことみたいですね。
っと言うことで、「休肝日」には、食事も大きく関係していて、1度に食べる「量」もありますけど、食事の「間隔」についても言及されることがあるんですね。
『「空腹」こそ最強のクスリ(医学博士 青木厚著)』でも、食事の間隔について、16時間断食を勧めています。この時間を空けることで、肝臓を休ませることにもなるってことなんでしょうね。
おっさんになると、お腹のでっぱりが気になりだします。これは、ビジュアルとして見えますから、「気を付けよう」って思いますけど、肝臓のでっぱりは、気づきにくいですよ。
お腹のでっぱりが気になる中年の皆さまは、すべからく肝臓のでっぱりにも気を付けた方が良いかもしれません。
「休肝日」について、ぜひ、できることからやってみましょう。
飲・食と運動で、お腹も肝臓も引っ込みます。