「食事」の話。
前回、「自律神経」について書きました。
「交感神経」と「副交感神経」があって、そのバランスが重要だって話でした。
そのバランスを取る要素が以下の4つでした。
① 生活習慣
② 食事
③ メンタルケア
④ 運動
50代になって特に、②の食事と、④の運動に気を付ける様になったのですが、今日は、特に「食事」について書いてみようと思います。
まずは、『「空腹」こそ最強のクスリ(医学博士 青木厚著)』という本で紹介されている「オートファジー(自食作用)」について紹介します。
この本によると、16時間断食(食事を16時間空けること)によって、「オートファジー」なる現象が発生して、新陳代謝を促進し、老化を防いだり、健康になったりするって話です。へぇーって思って、早速実践しています。
仮に、夜8時に食事したとすると、翌日の朝食を抜けば、お昼12時で16時間になります。
この生活になって、4カ月ぐらい経ちますけど、まずはやせましたね。8㎏ぐらいでしょうか。特別、「ダイエットしよう」って思ってたわけでもないんですけどね。
あと、何となく健康になった気がします。「プラシーボ効果」的な部分もあるかもしれませんけどね。「薬を飲んだから直る」って言う思い込みに近いかもです。
それから、「糖質」と「炭水化物」を控え目にしています。
この「糖質制限」的な話とか「炭水化物制限」は、色々な書籍で語られています。「農業革命以降、人類は、小麦の奴隷となった」って書いてた本もありましたっけ。
糖(甘いもの)とか小麦が原料となるパンとか麺類・パスタって美味しいですよねぇ。ついつい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、「空腹」こそ最強のクスリだ!って思う様にしています。
若い時ならまだしも、じじーになって、そんなに炭水化物を沢山食べる必要もないですし、猛烈に体を動かす仕事をしているわけでもないので、控えめの方が良いですよ。
特に、「血糖値スパイク」ってのに注意が必要みたい。炭水化物とか甘いものを沢山食べると、血糖値が一気に上がります。そうすると、「インスリン」って物質が放出されて血糖値を下げる働きをします。この様な血糖値の乱高下のことを「血糖値スパイク」って言うみたい。
よく食事の後しばらくして、何か食べたくなったり、「甘いものは別腹」なんて言いますけど、この血糖値が下がった時に空腹を感じるんですね。
食後眠くなるのも、この血糖値の乱高下が原因みたいです。
食後に眠くなる人は、糖尿病予備軍とも聞きますから気を付けないといけません。
あと、血糖値の乱高下を抑制する方法として、「ゆっくり」食べることと、食べる「順番」があるみたいです。
いきなり炭水化物を大量に食べてしまうと、当然、血糖値が爆上がりします。なので、ご飯を含む炭水化物は最後にした方が良い様です。更に、ゆっくり食べることで、「満腹感」がやってきます。食事開始から20分以上経過してから炭水化物に臨みましょう。
普段、忙しくしている皆さんは、難しいでしょうかね。食事の時間の確保。
であれば、お昼は控えめにして、夜、時間の余裕をもって食事をするってのもアリかもしれません。
ちなみに、ワタクシのライフサイクルは、夜8時までに(できるだけ)食事を済ませて、その後、筋トレと1時間のウォーキングをしてます。その後入浴。入浴後だいたい1時間半後に就寝って感じでしょうか。そして、翌朝は何も食べずに、お昼は控え目にしてます。
あ、あと、お酒も止めましたよ。こちらも止めて4カ月ぐらいでしょうか。
コロナ以降、お付き合いの席も減りましたし、いっそのこと、止めてみようって思ったんですよね。
「一体、何を目指してるのか?」って感じですけど、すこぶる健康だし、仕事への集中力も高まった気がします。
加齢とともに、基礎代謝が落ちていくらしいので、食事の量と運動量で調節した方が良いのでしょう。基礎代謝は、筋肉量と比例するんでしたっけ。
何となく、中年になってくると、ただただじじーになるのは嫌だなと思うのです。年を取るほど「健康になる」とか、じじーになるほど「賢くなる」とか、「できることが増える」とかね、年を取ることに「価値」を見出したいのかもしれません。
普段、若者と接する機会も多いですけど、彼らから、「早く年を取りたい」とか、「あんなじじーになりたい」とかね、羨ましく思われる様に精進して参ります。
皆さまもぜひ!