「道徳とメディアリテラシー」

もっと、ちゃんとジャーナリストとして頑張ってよ!なんて思いますけど、まあマスメディアも営利団体で仕事ですから仕方ないですよね。

小学校でもメディアリテラシーを伝えていますが、マスメディアの紹介の仕方に悲しい気持ちになります。昭和生まれなので、情報源がマスコミしかなかった時代を経験しているからか、新聞やテレビといったマスメディアの情報を疑いなさい、と伝えるのが苦しい。

今はインターネットの発達もあり、玉石混合に情報が溢れていますから、受けて側で情報を精査する必要があります。ファクトチェックの機関も複数ありますから、その期間が本当に中立なのか?も含めて、精査する必要があります。

誰かが言っているから正しい、という時代では無くなったんです。

自分でファクトチェックするしかない。

これは特別な事ではなく、道徳科の目標である「物事を多面的・多角的に考える」と同じです。

物事を、一方行から自分の価値観だけで捉えるのではなく、自分以外の価値観を知り、視野を広げていく。それを繰り返していくことで、ファクトチェックするためのクリティカルシンキングが身に付けられます。

これからも色々な情報が飛び交うでしょう。
ウクライナの件でもわかるように、認知戦が主流になっています。

子ども達がこれからの社会で自分らしく生きるために必要なチカラであり、他の教科ではなく道徳でこそ学べるチカラだと思っています。

いじめをなくすための道徳が、戦争をなくせるようになると良いなぁ。

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