キックに関して

最近は試合結果や練習についてなどの記事ばかりでしたが、久しぶりに水泳の技術?に関して書きたいと思います。


どの泳ぎでもキックは必要かつ重要になります。

キックは脚を動かす動作なのですが、脚と一言て言っても、いろいろな部分があります。

今回はその脚の中でも、さらに細かい部分に焦点をあてていきます。


まず、平泳ぎ以外のキックで水を捉える足の甲に関してです。

人間の足の甲は親指側から小指側に向かって、斜め下に傾いています。

なので、足の甲の向きをそのままの状態でキックすると、若干ですが小指側の方向に水が逃げてしまい、足の甲で捉えた水を全て進行方向と逆の方向に動かすことができません。

なので、足の甲が上に向いている状態で、足の甲がまっすぐになるように若干親指側を下げ、足の甲を平坦にしてあげることで、横?斜め方向に水が逃げづらくなります。(この足の甲の向きは背泳ぎ)

1番簡単な足の甲の向きの作り方は、うつ伏せに寝て脚を伸ばし、できるだけ地面に足の甲のついている面積が多くなる状態が、バタ足やドルフィンキックでの足の甲の効率の良い向きです。


続いて、足の甲の向きを変えることに付随しますが、足の甲の向きを変えるには足首を伸ばす必要があります。

ここで人間のカラダのことについて書いていきます。

足首の横には「くるぶし」がついています。

この「くるぶし」は

外側(小指側)は後ろ(かかと側)

内側(親指側)は前(つま先側)

についています。

何が言いたいかと言うと、内側、外側がまっすぐではない!と言うことです。

なので、

足首を伸ばすには内側に向かって伸ばす必要があり、足首を曲げる場合には外側に向かって曲げるのが、人間のカラダの構造上、自然で曲げ伸ばしができやすい状態なのです。

要するに、

足の甲でキックする平泳ぎ以外のキックは内側に向かって伸ばし、足の裏でキックする平泳ぎのキックは蹴り始めの時につま先を外側に向けると、より足首が伸び縮みしやすくなるのです。


多分ある程度泳げる方なら、何も考えなくても自然とそうなっているとは思うのですが、今回挙げたことを意識するとより蹴れるようになってくると思いますし、なかなかキックが進まない方は進みやすくなるのではないかと思います。

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