「はかない」とは、ゴールまでの途中 (130)
「はかない」の意味は、「すぐに無くなり虚しいさま」や「めどがつかない。見通しがはっきりしない」ということになります。
昔から、こういう描写は好きで、桜の散り際や、霧、水の波紋、線香花火とかに惹かれます。
どうして、そういうものに惹かれるのか、改めて考えてみますと、はっきりとしない、完全ではない。
つまり、まだゴールに辿り着いていない状態だから、なんとかしたいという気持ちになるのではないか、と思いました。
「はかない」とは、「はか」の否定。
はかとは、進み具合を意味します。
例えば、「はかどる」とは、はか(進度)+どる(積み重ね)で、進んでいる、仕事が進んでいるということです。
古来、稲作の作業基準や最終物を表す時に、はかを使い「計」や「量」があります。
はかないとは、うまくいかなかった。むなしい。とイメージしますが、私の場合、「いや、まだ出来るでしょう。やり方を変えて、ゴールを目指しましょう」という状況に見えるのかもしれません。
何事もあきらめず、邁進するマインドを持ち続けたいと思います。