Shingo Nahatame

研究者・言語学者・言語教育学者・大学教員。専門は応用言語学,英語教育学,心理言語学。こちらで発信する内容は所属する大学の見解ではありません。

Shingo Nahatame

研究者・言語学者・言語教育学者・大学教員。専門は応用言語学,英語教育学,心理言語学。こちらで発信する内容は所属する大学の見解ではありません。

マガジン

  • 研究発表・出版物

    自分の研究発表,論文,著書出版などに関する情報をまとめたものです。

  • 研究メモ

    自分の研究に関連することについてのメモ,レビューをまとめたもの。

  • 雑記

    研究以外のすべての話題についてまとめたものです。

最近の記事

  • 固定された記事

プロフィール記事(随時更新)

筑波大学で勤務する大学教員・研究者。専門は英語教育,応用言語学,心理言語学など。各種ウェブサイトなどはこちら。 noteでは,主に自身の研究に関することや,英語教育全般に関わることについて書いていきます。英語教育や文章理解研究に興味のある方はご覧いただき,SNS等で記事をシェアして頂けると幸いです。 このページでは自分に関することを雑駁にまとめています。 学生に向けて新入生や授業受講者,ゼミ選びや大学院の検討でこちらのページにたどり着いた方は,以下の記事をご覧ください。

    • 第2子の育休に関する記録(前編)

      先日第2子の育休(約1か月半)を取得し,満了しました。いつかの誰かのためになるかもしれないと思い,今回の経験を記録に残しておきたいと思います。大学教員という職業に特殊な事情やケースもありますが,職種によらない話も多いかと思います。 ちなみに第1子の時に書いた育休記事はこちらです。 また,同じ業種・分野で私の身近な方々も男性育休についての記事を書いていますのでご参考まで。 育休やそれに関連することについていろんなことを考えていたので,異なる観点から前編・中編・後編の3つに

      • 英文読解中の視線計測コーパス論文が出ました

        Research Methods in Applied Linguistics (RMAL) で,以下の論文がオンライン公開されました。 Nahatame, S., Ogiso, T., Kimura, Y., & Ushiro, Y. (2024). TECO: An eye-tracking corpus of Japanese L2 English learners’ text reading. Research Methods in Applied Linguist

        • 全国英語教育学会誌 (ARELE) 第35号に論文が掲載されました

          全国英語教育学会学会誌 (ARELE: Annual Review of English Language Education in Japan) に以下の論文が掲載されました。 Nahatame, S., Kimura, Y., Ogiso, T., & Ushiro, Y. (2023). Global eye movement behavior of Japanese EFL readers: Analysis of passage-level eye-trackin

        • 固定された記事

        プロフィール記事(随時更新)

        マガジン

        • 研究発表・出版物
          13本
        • 研究メモ
          26本
        • 雑記
          7本

        記事

          Best Memories of 2023 with My Son

               May we spend lots of time together next year too!

          Best Memories of 2023 with My Son

          筑波大学若手教員奨励賞を受賞しました

          少し前になりますが,「筑波大学若手教員奨励賞」というものを受賞しました。 昨年度末に頂いた「人間系優秀教員賞」というものと名前は似ているのですが,今回いただいた賞は受賞対象が若手に限定されており,授与者が大学(学長)であるのに対し,昨年度の優秀教員賞は対象が人間系に所属する全教員で,賞の授与者が人間系(系長)という違いがあります。 世間的にはもう私も若手と言えなくなってきていると思うのですが,一応本学では40歳未満は若手という基準が採用されることが多いので,若手に入れさせ

          筑波大学若手教員奨励賞を受賞しました

          指導学生2名が英検研究助成に入選しました

          指導している大学院生2名(駒野樹氏,小出凱渡氏)が第36回(2023年)英検研究助成(それぞれ研究,調査部門)に入選しました。おめでとうございます! 駒野樹氏 小出凱渡氏

          指導学生2名が英検研究助成に入選しました

          全国英語教育学会香川研究大会で発表します

          明日8月19日(土)から始まる全国英語教育学会(JASELE)にて,以下の題目で口頭発表をします。 「英語学習者の文章読解における眼球運動データベースの構築と公開 ―文章単位のデータを用いた分析報告―」            (名畑目真吾・木村雪乃・小木曽智子・卯城祐司) 以下は,プログラム掲載用に提出した発表概要です。 私が研究代表者を務める(ほぼ)同じ題目の科研費課題の発表でもあります。 リーディングはもちろん,語彙やコーパス,オープンサイエンスなどに関心がある

          全国英語教育学会香川研究大会で発表します

          優秀教員賞を頂きました

          所属する筑波大学人間系より,2022年度優秀教員として表彰していただきました。教育や研究を頑張りましたということのようで,大変光栄に思います。 自分が取り組んできたものを評価していただいたことは,素直に嬉しいです。特に若手はキャリアや勤続年数が浅いこともあり,自分が頑張っている(と思っている)ことが所属組織にどの程度評価されているのかということについて,不安に感じることもあるのではないかと思います。もちろん年度ごとの教員業績評価などもありますが,表彰のように分かりやすい形で

          優秀教員賞を頂きました

          識者が語るテクノロジーと英語教育のこれから

          先日,小学校英語教育学会 (JES) 茨城支部セミナーで行った『これからの小学校英語のために考えておきたいこと』と題した講演の中で,「テクノロジーと英語教育のこれから」という話題を扱いました。その中で,関連分野の有識者の方々がテクノロジー(主に機械翻訳を想定)と英語教育のこれからについてどのように述べているかをまとめたので,自分用のメモも兼ねてここでもその情報を共有しておこうと思います。 ただし,ここでまとめているものは書籍や論文のほんの一部の任意の抜粋であって,それだけで

          識者が語るテクノロジーと英語教育のこれから

          Bilingualism: Language and Cognitionに論文を出版しました

          Cambridge University Pressが発行するBilingualism: Language and Cognitionに,以下の論文がオンライン先行で公開されました。 Nahatame, S. (2023). Predicting processing effort during L1 and L2 reading: The relationship between text linguistic features and eye movements. Bi

          Bilingualism: Language and Cognitionに論文を出版しました

          Four seasons with my son in 2022

          I wish I could spend more time with you next year.

          Four seasons with my son in 2022

          『音声学者,娘とことばの不思議に飛び込む』の書評(拡大版)

          先日,大修館『英語教育 2022年10月号』で以下の書籍についての書評を寄稿した。 誌面上での書評は600字程だったため,内容を精選したり限定したりせざるを得ず,書きたいと思っていたことの多くを書くことができなかった。そのため,雑誌の店頭販売が終わったタイミングで,「拡大版」として改めて書評を公開することにした(実際は「書評」なんて大それたものではなく,感想のようなものだが)。 本書は,音声学者である著者が,自身の子育ての経験や子どもの言語獲得をユーモアあふれる事例や研究

          『音声学者,娘とことばの不思議に飛び込む』の書評(拡大版)

          CommonLit Ease of Readability (CLEAR) Corpus論文のレヴュー

          最近出版された以下の論文についてレヴューしたい。 筆頭著者であるScott Crossley氏はこれまでL1, L2を問わずリーダビリティーに関する研究を多く発表しており(こちらやこちらでレヴュー),その流れを汲んだ最新の論文である。この論文では,CommonLitと呼ばれる非営利の教育組織との協同で構築されたリーダビリティー算出のための大規模コーパスが紹介されている。 背景先行するリーダビリティー研究や自然言語処理の手法を用いた言語的特徴の評価など,理論的な背景は過去の

          CommonLit Ease of Readability (CLEAR) Corpus論文のレヴュー

          Reading in a Foreign Language (34) に論文を出版しました

          Reading in a Foreign Langaugeの34号に以下の論文が掲載されました。 Reading in a Foreign Langaugeはハワイ大学が発行する学術誌で,論文はすべてフリーでオンライン公開(オープンアクセス)されています。名前の通り,外国語での読解に関する論文を掲載しており,HPには以下のように説明されています。 外国語のリーディングに関する基礎研究や実践に関する論文を多数掲載しており,リーディングの専門家と聞いて思い浮かべるような人たち

          Reading in a Foreign Language (34) に論文を出版しました

          人間学群・教育学類新入生及びゼミ希望者へ(2024年度版)

          本記事は,筑波大学人間学群・教育学類に新たに入学した学生や,大学・大学院で私のゼミを希望する方向けに書いたものになっています。新入生が入学後の授業を選択したり,学生が卒論や修論のためのゼミを選んだり,学外を含む大学院進学希望者が受験する大学院を検討したりする際など,折に触れて参照できることを目的としています。本記事は,毎年度の初めに最新の情報へと更新する予定です。 ※2024年4月1日に 筑波大学 人間系 英語教育研究室のウェブサイトを公開しました。こちらも合わせてご覧くだ

          人間学群・教育学類新入生及びゼミ希望者へ(2024年度版)