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鍛えるより


最近、首回りがガチガチに凝りすぎて非常に辛いです。と、いうか、今までは自愛ができていなさ過ぎて

[自分の身体の不調に気付けていなかった]

んだな、と、強く実感しています。

最近凝って辛いのではなく、凝ってることに最近やっと"気付けたから"痛みを実感しているようです。

色々遊びたいこともありつつ、首回りのストレッチや軽いマッサージなどにかなり気を配り始めました。それでも、編み物にハマり過ぎたツケで凝りが尋常ではなく、そーっとそーっと首をほぐさないといけないので、なかなか改善されてる気がしません。

本当に、ここまで酷くなる前に毎日少しずつストレッチする習慣付けとけば良かった…と嘆いても後の祭り。地道に治していくしかありませんね。



そうして、優し~く優し~く自分の首回りをほぐしていると、緩めることの大変さを実感するんですよね。

身体中の筋肉は大概、片方が縮めば反対側が伸びるというように、対極の動きをする筋肉同士がセットで繋がっているものですが、片方が力んで縮み続けていると、その反対側は伸び続けるように、結局どちらにもそれぞれ異なる力が加わり続けます。それらの、一定方向に力が入り続けた筋肉を双方とも逆方向に緩めさせようとするのが、結構難しいように感じるのです。

私だけかもしれませんが、力を込めようとするなら、集中力なども使って、勢いや気合いで発揮しやすいものですが、ずっと力を込めていたところから力を緩めるって、何か難しい気がするんです。

『緩めるぞ!』
なんて集中しても緩まらないじゃないですか。勢いとか気合いでも力んでしまうことには変わりがなく、緩むって、何か難しいんですよね。



そんな感じで、緩むことが難しいからこそ、こまめに
『緩まなきゃな。』
って意識しないといけないな、って物凄く思うようになりました。

私の場合、元々猫背な上に下を向いて手元を見続ける作業をよくするので、ついつい
『いかんいかん!姿勢を良くする筋肉を鍛えなければ!』
って、考えちゃうんですよ。でも、最近、
『ん?違うなぁ。鍛えるんじゃなくて、悪い姿勢で力が入ってしまってる筋肉を緩める方が大事なんだ。』
って、強く感じるようになりました。

鍛えるよりも、緩む方を先に心掛けないと正しい筋肉が正しく発揮してくれないんだと思います。

これも、アクセルとブレーキと同じことで、いくらアクセルを強く踏んでも、ブレーキを強く踏んだままであれば進まないように、必ず【悪い姿勢を保つために働いている筋肉】の力を抜くことを先に意識しなければ、【良い姿勢を保ってくれる筋肉】が上手く働かないのでしょう。

自分の身体なのに、肉眼で目視できないから、調整が難しいです。



物事は全てそうですよね。新しい何かを始めるときは、必ず何かを止める必要がある。

何か不調をかんじたときも、
『不調を治すための行動をするぞ!』
じゃなくて、
『不調を続ける原因の行動を止めるぞ!』
って意識から入ることが大事なようです。

前にも別の話でおんなじようなことを書きましたが、まさかこの酷い凝りも同じだったとは…。

自分の身体位、上手にコントロールできるようになりたいものですね。

そのためにも、ちょっとの違和感でも簡単に気付ける位ゆるゆる朗らかな身体にならないといけないようです。

緩めることを大事にしていきましょう。


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