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死にたいときの対処法



{2022.10.21の記事}

【意識】について深掘りした話を書きます。

ナイーブな話題ではありますが
『死にたい。』と思ったときの対処法の話に触れていきます。

私がこれから書く内容は、人によってはとても大事な気付きのきっかけになる可能性がありますので、まずは軽い気持ちで一読して頂けると良いかと思います。

必要な方へこのメッセージが届きますように。

 

何を隠そう、私自身よく
『もう生きているのが嫌だ。』という考えが頭に過ります。

『さっきまで鼻歌歌っていたのに…。』といった、訳の分からないタイミングで浮かんでくることもしょっちゅうです。

『何でそんな思いが浮かんでくるんだろう…?』と、不思議で仕方なかったのですが、1つ気付いたことがありました。

それは
『私が死にたいと思っているのではなく、遺伝子の中に残っている、条件反射が反応しているだけなんだ!』というものでした。

詳しく説明していきますが、あくまで[私の経験談]を元に話しています。

全ての人の助けに繋がるかどうかは分かりませんが、
『辛くて、苦しい心境から少しでも抜け出したい。』と感じている誰かのためになれば良いという思いから、この話を書きます。

あまり思い詰めることなく
『なるほど、こういう考え方の人もいるんだな。』と受け止めていただけると幸いです。


太古の人間社会の中では、[一人ぼっちでいること]は、即ち死を意味していました。

[生活環境がほぼ自然だけ]という環境下では、人間が1人で生きていくのはほぼ不可能です。

群を成しながら、様々な役割分担の元、複数人で協力し合って生活していた状態です。

そんな中で、
・役に立たない
・群に迷惑ばかりかける
・狂暴性が強い
など、理由は様々ありますが、[群全体にとっての害悪となりえる危険因子は排除する]そんなシビアなルールも当然ありました。

『アイツ、気に入らないから、陥れてやろう…。』と誰かに思われてしまっただけで、まんまと陥れられて爪弾きになってしまう…
このような悲しい状況も大いにあったはずです。

現代のように監視カメラなどは当然ありませんからね。

他にも、本人は悪くないはずなのに、爪弾きを食らってしまった人間もいたことでしょう。


このように、太古の人間の意識の中には
孤独=死
という概念が植え付けられていきました。

我々現代人の遺伝子の中にも、太古の人間から引き継いできた[孤独になったら、死に至る]という、危険アラートが備わっています。

そのため、人はよく群れたり、極端に孤独を恐れたり、必要以上に誰かと関係性を築こうとする、などの行動意識が生まれるのです。


そんな中で
・1人が好き
・他人と関わるのが苦手
こういった傾向の強いタイプは、好んで一人ぼっちの時間を過ごします。

すると、
[一人ぼっち=危ない!]
と、危険アラートが発動してしまうことがあるのです。

危険アラートを無視し続けていると、次第に
孤独=死
という条件反射が反応し始めてしまう場合があるのです。

このように、自分は好んで1人で過ごしているにも拘わらず、自分の無意識(本能や遺伝子から出る信号)が勝手に
『一人は危険だ!』という意識を生み出してしまう場合があるのです。

ただし、これはあくまで私個人が自分の意識を観察していて感じたことなので、[この反応と同じ反応を示さない人もいる]ということも併せて理解しておいてください。

1人で居続けることで、こういった反応が出る可能性がある

その程度の認識で大丈夫です。


では、こういった反応が出てしまったとき、
『死にたい。』
『生きていたくない。』
と感じてしまったとき、どうすれば良いのかというと、
『あ、自分は今、死にたいと考えている。』
『あ、自分は今、生きていたくないと考えている』
と、自分の感情や思考を観察する視点に立つことが大切です。

悩み始めて、精神的に切羽詰まってしまっている状態では、どうしても
『生きていたくない。』という気持ちに意識が集中してしまいがちです。

そうすると『生きていたくない』感覚が、
無意識からの反応なのか、
自分が本当にそう考えているのか、
どちらか判断つかないまま、
『あー、自分は生きていたくないんだ…。』という誤った自覚に繋がってしまう可能性が出てきてしまいます。

そんな、誤った自覚に結び付けないためにまず、
『自分は今生きていたくないと考えている状態である。』という事実を自覚することが重要なのです。


私はいつも
『生きているのが嫌過ぎてどうしようもない、でも自殺は怖い…。』などと頭の中でループし続けている状態、生きていたくない感覚にフォーカスし続けている心境が、一番辛いです。

この一番苦しい心境から脱しようとして、勢い余って…
と、なってしまうのが一番望ましくありません!

だから、『生きていたくない』感覚から抜け出せるように、
『今自分は生きていたくない感覚に陥っているな。』という視点に切り替えるのです。

そうすることで、一番苦しい心境からは抜け出せることに繋がります。


こうして、視点を切り替えたことによって[一気に問題が解決する]というようなことは無いかもしれません。

しかし、ネガティブな感覚に襲われる度に
『自分はネガティブな感覚に陥っているな…。』と、視点を切り替え続けていると、悩みが悩みではなくなってくるのです。

『あー、自分は今悩んでるな。』
『自分は今選択を迷ってるな。』
『どうしたら良いか分からなくなって困ってるんだな。』
と、冷静に自分を客観視することで、[どうしようもできない渦中にいる自分]から抜け出せるのです。

それだけで、精神的にはかなり楽になれます。


自分の悩みや、抱えている問題は、どんどん保留にして良いのです。

極端な例え話をしますが、

勢いで仕事を辞めてしまった。
貯金は無い。
スマホなどの引き落としが迫ってる。
財布には2000円しか入って無い…。

こんな状態だと、ついつい
『来月給料が入らない。』
『スマホ料金の引き落とし日に残高が無いと、スマホが止まってしまう。』
『2000円なんて、すぐ無くなってしまう…。』
と、未来の出来事に対して不安に陥りがちになってしまいます。

しかし、
・給料が入らなかったときに対処すれば良いだけ
・料金が引き落とされなかったときに対処すれば良いだけ
・2000円が無くなったときに対処すれば良いだけ

お金がすっからかんに無くなってしまってから、そのとき対処すれば良いだけの話です。

今、この瞬間は何も問題無く生活が続いています。

未来の出来事全てを問題視していると、冷静な判断が出来なくなってしまい、パニックに陥りがちです。

しかし、一旦
『今、自分は給料が入らないことで悩んでいる。』
『今、自分は引き落としのことで悩んでいる。』
『今、財布の中身に悩んでいる。』
と、自分の状態を観察することで、
『自分が今取り組める行動は無いのか?』
『どの問題から片付ければ良いのか?』
など冷静に対処できる精神状態になれます。


この例のように、[複数の問題を1度に抱え込んでしまっている状態]では、問題を複合化したり、実際よりも大きな問題に感じてしまうことも少なくありません。

こういった精神状態から
『いくつか悩みを抱え込んでいる自分がいるなぁ。』と、呑気に観察できる自分という精神状態に切り替わることができれば、精神のキャパシティに少し余裕が生まれるのです。

こういう、精神のキャパシティに余裕ができたところへ、良い解決案がフワッと浮かんだりするものです。

問題が起きるまでは、とりあえず全てを保留にしておいて、[自分を観察してあげること]が、自分を救う第一歩になります。


初めに書いたように、私は今までの人生の中で結構な回数
『生きているのが嫌だ。』という感情が自分の中に沸き上がった経験があります。

この精神状態の渦中にいる間は本当に辛くて、
『どうすれば苦しまずに自殺できるのか…。』ということばかり考えがちでした。

一方で、
『今のこの苦しい精神状態さえ抜け出せれば…。』という思いや、
『私は果たして本当に死にたいのか…?』と、ピントがズレた自分も一緒に存在していたんです。

そういった、ぐちゃぐちゃな自分の思考の中で溺れ続けているのが嫌で嫌で、
『何とかこの嫌な感覚の対処法を見付けてやる!』という執念深い自分もいて、私の頭の中はしょっちゅうカオスな状態にありました。

最近になってようやく、執念深い自分が
[自分を殺そうとする意識の犯人]の尻尾を掴みました。

それが、本能や遺伝子といった類いの反応という感覚でした。


本能や遺伝子の反応など、目には見えないし、私1人で証明することもできないものなので、何と説明して良いか分からなかったのですが、今回このような文章でまとめてみたのです。

勿論、人によって悩むポイントや、悩みの種類も違うので、全ての人の参考にはなれないかもしれませんが、私が経験してきた辛さ、苦しさの経験を元に、誰かの助けに繋がる形として残しておきたかったので、考え方の一例として捉えて貰えると良いな、と思いました。

昨今、1人で過ごす、1人で生活する人が増えている世の中なので、[孤独]という状態も社会現象の一種です。

そんな中、
『自分は1人が好きな筈なのに…。』
『1人の方が楽なのに…。』
『他人と居て傷付いたから1人でいるのに…。』

それでも孤独が辛い


と感じる人も少なくないと思うのです。

この矛盾した感覚に陥ったときの考え方の1つとして、この対処法を書いておこうと考えた側面もあります。


私が
[死にたいと思ったときの対処法]
をググっても、出てくるのは【いのちの電話】や、
「人に相談しましょう。」
という趣旨の言葉ばかりです。

しかし、本当に思い詰めているときに
『誰に相談しよう?』
『何て伝えよう?』
と、自分の感覚を言語化する余裕などありません

だから、私のように自分の意識を分解した考え方も、対処法の1つとして例を挙げておくことで、[悩み過ぎて苦しい状態]から抜け出せる人がいるかもしれない。と考えた訳です。

かなりストレートなタイトルになってしまったのは、そういう考えからです。


勿論、私の考え方が
『しっくりこない。』という人は即座に忘れて貰うのがベストな内容です。

ただ、必要な人にこのメッセージが届いたら良いな、と思っています。

いずれにしても、考え込みやすい人、ナイーブな人が、不条理の犠牲になり続ける状態を無くしたいという私の気持ちだけが真実です。

必要な方へ上手く伝わりますように。


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