言葉に頼りすぎると、言葉の範囲内でしか物事を捉えられなくなる
NHK『10人のお坊さん』より
真言宗 小池陽人さん
無分別
「役に立つ」「役に立たない」
「幸せ」「不幸」
など、すべて二項対立で考えてしまうと
「意味があるもの」「意味がないもの」と考えてしまい、意味がないものには価値がない、という考えが生まれる。
価値がないから生きている意味がない、ととらわれてしまう。
感じたこと
対立する「言葉」があるから、私たちは対立した考え方をしてしまう。
言葉が思考を作る。
言葉に頼りすぎてしまうと、言葉の範囲内でしか物事を捉えられなくなってしまう。
実際に存在する感情、出来事、人、物などで、二項対立で表せるものはそう多くない。
便宜上、数少ない言葉で表現しているだけに過ぎないことを忘れずにいたい。
極端な考えは、自分や他人を傷つけてしまうことが多いように思うから。
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