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ちぇりぶろ
さくらが好きだ。
植物の桜はもちろん、さくら色だったりケツメイシのヒュルリーラだったり。
好きなさくらをあげればキリがないので今日のところは桜餅について記すことにしよう。
桜餅は良い。
何が良いってまずフォルム。
綺麗な丸かと言われると首を縦には振りにくい、
絶妙な体型をしている。
かと言って汚いかと言われるとそうではない。
うん、やはりそういうところが絶妙なんだろうな。
あと香り。
花の匂いっていうのは、なかなかに判別しにくいものだと思う。
目隠しをした状態でパッと鼻に花を近づけられたとて、1つに絞るのは容易ではない。
ところが桜だとどうだろう。
ふわっと鼻腔をくすぐるその香りは、十分に自己紹介たりえる。
そんな香りを存分に堪能できるのが桜餅だと思う。
桜の木本体を素手で触るのは桜にとって宜しくないみたいなことを聞いたことがあるので、「うわぁ桜の匂い嗅ぎてぇぇぇ」ってなった時は桜餅がおすすめですよ。
あとはやはり味ですよね。
うめぇ。梅じゃないのに。
あめぇ。飴じゃないのに。
僕は葉っぱごといく派なので、葉っぱの塩加減と餅の甘さとが渾然一体になるあの瞬間がたまらない。
初めて砂糖醤油を口にした時のあれに似ている。
頭から爪先までの衝撃の稲妻が体を揺らす。
CHEHONもさぞかし驚くことだろう。
桜は好きだけどサクラは嫌いです。
お後が宜しいようで。