第14回 遺言とは(種類・複数遺言の存在・記載した財産の処分)| 学校では教えてくれない相続の話
行政書士の長岡です。相続の話、14回目となる今回は、前回に続いて遺言の概要について解説していきます。
遺言の種類遺言にはいくつかの種類があります。法律上は、乗っている船が遭難してしまった人や伝染病で隔離されてしまった人が書くような「特別の方式」という遺言もあるのですが、現実的にはほとんど活用されていないようです。
特別ではない遺言は「普通の方式」と呼ばれまして、こちらは「自筆証書」「公正証書」「秘密証書」の3種類があります。中でも自筆証書と公正証書は広く活用されているもの