好きだったレコード教えてよ(1)
昨日、我が家で「レコードの会 二回目」を開催した。自分の好きなレコードを持ち寄って、みんなでお酒を飲みながら聴くという集まりだ。
私も最近は気が向いたときに中古レコード・ショップで買ってきて、少し増えて来た。自分のお気に入りだから、色々とレコードにまつわる思い出もあったりして、そういうのを肴にお酒を飲んで音楽を楽しむ会だ。
集まって来る人たちも同様な思い出とともにレコードを自宅の奥から引っ張り出して、持って来てくれる。
勿論、30代以下の人になるとレコード自体を持ってない方もいる。別にそれはそれで良くて、興味があればレコードの会に参加して、レコードの良さ、昭和の曲の良さ、なんかを先輩諸氏から聞いて、興味があれば自分でも買ってみれば良いと思ってる。
ちなみにレコードの良さについては、以前に↓のnoteに書いた。
▪️昨日の旬なレコード
これは妻の友人が持って来てくれたもの。荒井由実のデビュー・アルバム。1973年の発売です。名盤中の名盤。日本の音楽シーンを作って来た、ミュージシャン達がこぞって参加してるアルバム。ベースは細野晴臣。このあと直ぐにYMOのアルバムが発売される。キーボードは松任谷正隆。のちに3枚目のアルバムから「松任谷由実」に改名されます。
→上の写真を拡大して、真ん中のクレジット。帯の曲目を確認してみてください。興奮します。
そういった面々に支えられて、制作されたアルバムです。その原盤を持っていて、家にレコード・プレーヤもなくなり、ダンボールに眠ってるので、今回の集まりに向けて「なんかを聴きたいやつないかなー」って選んで出て来た代物だそうです。
早速、針を落として聞きました。アナログ盤は当時の音の雰囲気がたっぷり残っていて、ユーミンもフレッシュ。演奏も皆で作った、生演奏がそのままです。音から空気感も漂って来ます。当時はこういう雰囲気の中で名曲が作られてたんだなっていうのが伝わって来ます。
名曲「ひこうき雲」はユーミンのデビュー曲にして、デビュー・アルバムですから。私はこのアルバムの発売時期はまだ、レコードを自分で買って聴く年齢ではなかったので、初めて原盤を聴きました。
音も良いですが、アルバムの楽しみは、歌詞カードと一緒に記載されている、アルバムの解説「ライナー・ノーツ」も楽しみです。このライナー・ノーツを読みながら、アルバムを聴く事でアルバムへの思い入れも深くなっていきます。
思えば、私の音楽評論好きも、ここが原点なのかもしれません。
昨日はすっかり、音を聞きながら、美味しいお酒に浸ってしまいました。
今度はライナー・ノーツを読みながら、もう一回楽しみます。
レコードから伝わる雰囲気には「配信音源」では感じられない空気感があります。アナログ盤はきっと音楽好きにはたまらない味わいを感じさせてくれますよ。
レコードはこの先30年経っても、大切に残していきたいし、プレーヤーも無くなって欲しくないです。
P.S
表題を(1)としたのは「好きだったレコード教えてよ」はシリーズ化しようかな・・と思い付けてみました。