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#22.おばあちゃんの手紙

初回投稿日:2021年6月18日
更新日:2023年2月21日

ひとりが好きなWebライター・菜知子です。

おばあちゃんが好き。

おばあちゃんにお手紙書いたんだー!

水曜日、施設に入居してる祖母に手紙を送りました。

月に一度くらいは手紙を送ろうと決めて、
祖母が好みそうな花柄の
かわいいレターセットを用意して。

私のこと、彼のこと、家に残った祖父のこと、
遠方に住む従姉妹のことを便箋2~3枚に
つらつら書いて封をしました。

私以外は誰も何もしてないので、
一族だよりとして送っています。

孫といっても30歳のいい大人ですが
孫から手紙が届くことは嬉しいだろうし、
周りの人達に「孫が手紙をくれるんだ」と
話のタネになれば、張りがいいかなと。

私は祖父母にとって初孫(しかも内孫)
両親にとっても長子ということで、
大変可愛がって育ててもらいました。

祖母は気難しくて、
人の好き嫌いをはっきりと言うのですが…
私と弟は祖母に好かれているそうです。笑

他のいとこ達は遠方に住んでいるから、
すぐ近くに住んで頻繁に顔を合わせていた
私たちが可愛いんでしょうね。

とにかくパワフルで忙しい祖母

祖母はいつも忙しい人でした。

酪農をしながら、田んぼや畑を見て、
家事、孫の育児をして…

祖母がゆっくりお茶を飲む姿を見たのは
脳出血で倒れて車椅子生活になってからでした。

おばあちゃんが、座ってお茶を飲んでる!

家族一同、初めて見る光景に驚きを隠せませんでした。

身体が動き回らなくなっても
頭と心はしっかりバタバタしていて、
テーブルにメモ用紙と鉛筆を置いて
テレビで見た物事を書き写して保管したり、
月曜日から日曜日までを
英語で書きたいから教えてと言われたり。

ゆっくりすればいいのに
なにか仕事をしていないと
落ち着かなかったようです。

祖母の雑多帳は膨大な量で
メモ書きだけでなく新聞の切り抜きや
丸をつけたチラシもありました。

それも、誰に渡そうと思ったとか
誰に話そうと思ったとか言って
私から見れば廃棄書類の山のような
紙の束のなかから、
さっと必要なメモを見つけて出してくる。

「これをね、あなたに渡したかったの」

あるとき、新聞の切れ端を渡されました。

書いてあるのはきゅうりのサッパリ漬け?のレシピ。

「彼氏さんは暑くて疲れてるだろう」
「これは食べられそうだから切っといたんだ」

おばあちゃん、
外に出ていった孫の彼氏の心配まで…

常に周りの様子を伺い、
自分のできる範囲で相手の力になろうとする
気遣いの鬼です。

ただ、我の強さは天下一品なのでね、
気遣いというアピールポイントを打ち消す。笑

お手紙は出す人も受け取る人もわくわくする

水曜日に投函したから、もう届いてるかな?

今月も元気だと伝えられること、
とても幸せで、ありがたいことです。

今日は金曜日!

土日に何もすることないな〜という方は、
ご実家の家族にお手紙を書くというのも
おすすめですよ。

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