映画レビュー:23年1月の4本
・ラスト・エンペラー
(1987年/イタリア、イギリス、中国/ベルナルド・ベルトルッチ監督)
運命に翻弄されまくってる愛新覚羅・溥儀ちゃんと学び直したい。政権交代したら前政権を徹底的につぶす、墓もあばいてメチャクチャにぶっ壊す、ってすさまじいよな。「そんなに利用されるのが嫌か?」ってセリフ、残る。
・街の灯
(1931年/アメリカ/チャールズ・チャップリン監督)
妻と笑いあいながら鑑賞できることが至福の時間だった。映画が上品で、満たされるのって幸せ。これだよこれ。
・ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
(2022年/アメリカ/ケイシー・レモンズ監督)
音楽映画観すぎてもう歌姫の凄さに麻痺してるわ。
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
(2022年/アメリカ/ジェームズ・キャメロン監督)
ネイティブ・アメリカンへの贖罪意識が鮮明だった前作から13年。続編は舞台を海に移し、今度はハワイ先住民(がモチーフ)との共闘が描かれる、って、もうカンベンしてくれって感じだ。クジラ(がモチーフ)は英語喋っちゃうし、もう、作品全体がアメリカ国歌なんよ。そしてこのご時勢に、最後に主人公に「逃げた先に救いはない。ここが我らの砦」と言わせしめるUSAさ。前作よりあきらかにマッチョ。
父と母(前作の主人公)が子供たちに導かれていく世代交代描写は、完全に主人公を変えてシリーズ化していく次作を意識しているのが見え見えだし、ただカロリーだけ高いジャンクフードを満腹食べさせられた感じです。
<了>