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【マシュマロ】レベルの高い受け答えをするために必要なこと + おすすめのドキュメンタリー

 マシュマロに質問とおすすめドキュメンタリーを頂きました。

ありがとうございます。アウトプットの仕方について、わたしは大学の卒業論文を通して学びました。

専攻はフランス文学だったのですが、うちの研究室は教授が細かく指導するようなことはなく、大まかなポイントがふたつ示されただけ。でも、そのふたつがとても参考になりました。

ひとつはこの世に誤読はないということ。自分がどう読んだのか。それがすべてであり、そこに正解も間違いもない。だから、堂々と「自分はこう読んだ」という読み筋を教えてくださいと言われました。

もうひとつは自分にとって重要な一文を引用すること。その一文になぜ惹かれたのか。主観をひたすら掘り進めていけば、いつか、普遍的な地層にぶつかるだろう。そうすれば、他の人にもわかってもらえる。だから、こんな風に評価されたいなんて下心を持っちゃいけないよ。凄いと言われたがっている文章に対して、凄いと言いたい人なんていないんだから、と。

最初はなんのこっちゃ? って感じでしたが、数年かけて、卒業のために様々な本を読み、レポートを書き、フィードバックをもらってを繰り返すうち、段々と腑に落ちてきました。

具体的に言うと、それまでのわたしは他人から凄いと一目置かれるために意見を述べていました。そのため、小難しい言葉や概念、調べた情報などを使おうとして、気づけばキャパオーバー。なにを言いたかったのか、自分でもわけがわからなくなっていたのです。

でも、そんなことはどうでもいいことだったのです。本を読んで感動した。その感動がなんなのか分析したい。だから、感想をアウトプットしたい。人にどう思われるかなんて関係ない。わたしはなぜ感動したのか、わたし自身が知りたいだけなのだから。

そんな風に価値観を変えて以来、自分の意見にまとまりが出てきました。不思議なことに褒めてもらえるようにもなりました。

徐々にわかってきたのは、興味のない問いについて、自分の考えを持つことなんて不可能だってことです。考えるべきは自分にとって重要な問い。それがなぜ自分にとって重要なのかを突き詰めていけば、必ず、共感を得られます。

そういう意味では簡潔に答えられない問いは自分に向いていない問いなのかも。その問いが世間的に重要であっても、自分が取り組む必要はありません。なので、ぜひ、自分のとって重要な問いを探してみてください!



『沈没家族』と『ボケますから、よろしくお願いします』は見たことがあります。

『沈没家族』はテレビや雑誌などで特集されるような人たちのその後がわかり、やはり色々あったんだろうけど、一番影響を受けただろう子どもたちがちゃんと大人になっている姿に安心しました。そして、その特殊性を客観的に振り返ることができていて、よかったなぁ、と。

『ボケますから、よろしくお願いします』は続編も含めて見たのですが、ひたすら自分だったらを考えてしまいました。自分の親がボケてしまったら? 自分のパートナーがボケてしまったら? 自分自身がボケてしまったら? 人生の予行練習となるような映画で勇気をもらいました。

『あひるの子』と『徘徊ママリン87歳の夏』は知りませんでした。

残念ながら『あひるの子』を見る手段は見つけられなかったのですが、『徘徊ママリン87歳の夏』はU-NEXTにあったので早速見ました。

これは凄い!

冒頭、親子の会話が漫才みたいで思わず笑ってしまいました。最初は認知症の症状として深刻な顔をして見ていたのですが、娘さんのツッコミがキラキラで段々面白くなってきて。

ただ、その後、夜中に扉を叩いたり、人殺しと叫んだり、面白いだけではないという現実も示されて、やっぱり単純なだけではないよねとため息が漏れます。

それでも一緒に生きていくためには笑いも必要。余裕がないと文字通り息が詰まってしまう。そんな二人の生活をご近所の方々がいい距離感で支えてくれている様子に羨ましさを覚えました。

つくづく、介護って一人でやれるようなもんじゃないと思い知らされました。社会でなにができるのか。いや、わたしになにができるのか。発見が多くありました。

素敵な映画を教えて頂き、ありがとうございます!




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