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神保町があなたを待っている!<古本食堂>

毎日さまざまなニュースがある中で、読書に没頭できる時間が少しでもあることが救いであり、なんとか乗り切れています。
あぁ、今日も無事に過ごせた。今日も眠ることができる、と。
夜のひと時とともに、うつらうつらしながら読むひとときなのです。

さて、今回の本は📕

原田ひ香さんの「古本食堂」

人生で一度は書店経営をしたいという思いにかられることはしばしばありますが、この本を読んだら、やっぱりやりたい!と再燃しました。
しかも気の合う人と一緒にできれば最高だと思います。

兄の死去により古本屋を受け継ぐことになった珊瑚さんとお手伝いをすることにした姪の美希喜さん。
兄が巡り合わせてくれた神保町の古本屋を舞台に、出版社、小説家の卵、ふらりと立ち寄ったお客さん、珊瑚さんに想いを寄せている男性などの人間模様が見どころ。また、カレーやそば、焼きそばなどの実際の名物がアツアツのまま登場して一層引き立てます。

中でも一番興味惹かれたのは、

第五話「馬車が買いたい!」鹿島茂と池波正太郎が愛した焼きそば。

「本を介してうつる病気とか出たんだったらどうだったんだろう」という謎の言葉から議論が始まるのですが、気になりませんか?今の時代、何が起こるかわからないので実際に起こったらどうしよう?!と考えてしまいました。

お客さんから選書を求められる場面もあり、古本経営に興味がある人、神保町においしいグルメを求めて探索したい人にもおススメです。(神保町はなんでもあっていいですね。私はカレーを食べて本屋に立ち寄り。その後にコーヒー飲んで飯田橋まで歩くのがだいたいのコースとなっています😉)

ちなみにこの本は兄妹の関係から始まる本であります。
ぜひ、兄弟、姉妹が登場して心に残った本があればこちらに投稿をお待ちしています!💕


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書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~

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