言葉の文化祭のよう! <毎日読みたい365日の広告コピー ライツ社>
読書感想文を書くたびに「です・ます調の敬体」か、「だ・である調の常体」にするか悩みます。一般的に読書感想文は後者となっているようですが、個人的には前者のほうが書きやすくて好んでいます。
さて、広告はどうかと言うと、短文で伝えるがゆえに後者かと思いきや本作を読むとそうでもないようです。文体はこだわることなく、伝わるコピーであればどちらでもいいのですね。
本作では、タイトルのとおり365ものコピーが紹介されていますが、私が惹かれたのは、7月28日(2009年のポスター)のコピーとなります。
大人には、いい休暇をとる、という宿題があります。
青春18きっぷ・JRグループさんのですが、心をくすぐると思いませんか?
休暇ではなく、「いい休暇」というのがポイントで、いい休暇を取るにはどうしようかと考え、“旅行に行きたいなぁ”とイメージが広がっていくのかと思います。
プロが考えた伝えるメッセージの名言集は奥深くてグッと響き、一瞬心が奪われます。
広告が消え去るのは早いですが、時を経てこのように1冊になると広告のコピー(言葉たち)も喜んでいることでしょう。そうそう、1ケ月ごとにページの色が異なって全12色となるオシャレな趣向も素敵です!
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書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~