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もがいても抜け出す力がある<タイムマシンに乗れないぼくたち>

タイムマシンに乗れないぼくたち 著者:寺地はるなさん


あなたの目の前に寺内はるなさんの本題7つの短編があります。

さぁ、この中でどれに票を投じますかと言われたら、私はすかさず、「コードネームは保留」と「口笛」2作品を選びます。👍

どちらの作品も、主人公が人と接する中でのモヤモヤがなんとなく抜けていく様子が書かれています。主人公は強い意思があるのではなく、フーフー言いながら過ごす毎日。まわりに苦手な人もいるけれど、その人にも願いや痛みや喜びがあると思うと「そうなのねー」とちょっと受け止めることができるようになっていくのです。

寺地さんの作品は、もがいても抜け出す力を見事に表現して後味が清々しい!
加えて、ポカリやアクエリヤスのような栄養補給的な面もありますよー🤗


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