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感情って考えれば考えるほど…<死にがいを求めて生きているの>

死にがいを求めて生きているの 著者:朝井リョウさん

植物状態の友人がいつか目覚めるのを待っているように見えて、実際に胸に抱いている感情は違うの?!

と、どんでん返しのような展開で衝撃が走りました。

しかしながら、この感情は一朝一夕ではなく小学校時代から始まり、それが対象を替えて今に続いている・・・

増幅していく感情を「対立」という縮図に収めるのではなく、人と人がぶつかる感情はどこからくるのか、その感情はどこに向かえばいい?と考えさせられます。

うーん、感情って考えれば考えるほどわからなくなる。

でも、だからこそ、なんにでもなるのではないかと、朝井リョウさんは私たちに問いかけたようにも感じます。

と言うことで、強烈なタイトルに負けない手に汗を握る瞬間のラストをじっくり味わって!


中央公論新社

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