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居心地が良くなり、心がジーンとする場所<川っぺりムコリッタ>

川っぺりムコリッタ 著者:荻上直子さん

ひっそりと生きていきたいと思うほど、人って誰かとかかわりあって過ごすものかもしれない。
誰かが引っ張り出して、「ねぇねぇこっちにおいでよ」「助け合おうよ」と声があっていつの間にか居心地が良くなっていく。
そう気がついた時、自分はしあわせだと感じて涙が出る主人公の山田くん。

ご飯の炊きあがったにおい、お風呂が沸いた音、縄跳びをしているこどもなど日常生活の風景をとおしてハイツコムリッタの住民がお互いを知って、やさしさを感じて、自然に人を受け入れていくようになっていく姿がとてもみずみずしい。

こんな自分はしあわせを感じたらいけないんじゃないと抑えていた気持ちを解放した山田くん。その言葉を吐かせたのはある人物の言葉がきっかけ。

そのひと言は・・・ページを開いて「あぁ、そうなのか」と感じて欲しい。


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