マカロンという文字に誘われた米澤穂信さんの本!<巴里マカロンの謎>
今日は甘いお菓子をたくさん食べたい!
さて、甘いお菓子と書くと何を想い浮かべます?
わたしが思い浮かべるのは、どら焼き、カステラ、かぼちゃプリンという定番もの。
父親があんこ作りをしていた影響でどちらかと言うと“和の甘いもの”を好みますが、 “洋のスイーツ”ももちろん気になるところ。
ケーキ、カヌレ、マドレーヌなどがお店のガラスケースを見事に並べられているのを横目で見るだけで「うわー、おいしそう!」と声を出し、形もさることながら色鮮やかさに目が奪われます。
その最たるものがマカロン。初めてみた時のビビットとした瞬間が忘れないピンク、イエロー、グリーン、ブラウンたちでした。
今回ご紹介するのは、そのマカロンを始めとするスイーツが出る4つの短編集。ミステリーで有名な米澤さんの本の中から最初に選びました。
高校生の小佐内さんと小鳩くんが高校生活内外である謎や事件を解いていくお話。
冒頭に、「互恵関係に従って次はぼくが小佐内さんの役に立つ盤というわけだ。」の記述があり、 “互恵関係”というキーワードが心に引っ掛かるのですが、読み進めていくと2人はお互いを支え合う、知恵を出し合う関係ということがわかってきます。
どちらかと言うと、直観力と行動力がすぐれている小佐内さんの推理が先をいっているようにも見えるのですが、小鳩くんの観察力で順序立てて分析するところもなかなかです。一歩距離を置いている感じですが、これから2人は近づいていくのかな?
1編で知り合った女子中学生を4編目で再度ピンチを助けるという趣向も、ニクイ😉。
ちなみに、甘いものを食べたい時に読むとマカロン、チーズケーキ、シュークリームという単語の数々によだれが出そうになるのでご注意を!
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