教育係って、保健室の先生みたいかな?!
新入社員の面倒を見ています。
仕事を進める上でちょっとした教育係というのでしょうか。
新入社員のA君は頭の回転が良く、1回伝えたことでもすぐ覚えて、手がかからない。
不器用な私の説明でも理解してくれるのだから、他の人の説明でもきっとうまくやっているはずと思っていたら実はそうでもないことが判明しました。
ある日、A君より5つ年上の男性は「A君はおれの言うことを聞かないんだよ。まったくやりにくいよ」とこぼし、「えっ、なにかの間違いでしょう」と思ってA君に聞いたところ、A君は「あの先輩はやりづらいですよ」と同じことを言うのです。
よくよく事情を聞いてみると、先輩の男性は後輩のA君のことを下目線で見ているようで、A君はそれが我慢ならないよう。
「A君は素直だから、コミュニケーションは問題ないでしょう」と本人に言ったら、
「なべともさん、それは相手によってでしょう」とすぐさま反論あり。
「自分の言うことはなんでも聞けという姿勢の人って苦手だなぁ。今は昭和じゃないんだから」と次々と本音が飛び出します。
「私は上から目線ではなかった?」
「違うでしょう。だって水卜さんに似ているから」
「水卜さんってアナウンサーの???」
「そうですよ。よく言われません?あっ、誤解ないように言っておきますが、顔じゃなくて雰囲気ですからね!」
似ているって初めて言われたけれど、雰囲気ねぇ。😅
教育係としては雰囲気がいいと言われるのは悪いことではないですが、A君の先輩についてはどうしたものかと思っていたら、A君からさらりとひと言。
「なべともさんは心配しなくていいですよ。先輩とはそこそこうまくやるようにしますから」
「いやぁ、心配するのは教育係の仕事だよ」
「教育係って保健室の先生みたいですね。でもそう言ってくれるのはありがたい」って。
私は心の中でつぶやいた。
A君、心配するって大変なことばかりじゃないと思うんだ。
A君の成長もそばで見たいしね。
おまけ:ヨシタケシンスケさんの「思わず考えちゃう」にこういう商品出来たらいいなって<心配事を吸わせる紙>がありました。
ヨシタケさんの本は、絵だけでなく手書きの文字も温かく、まさに私の心配事を吸ってくれています。😉