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創造とは引き算すること?
こんばんは。SHOMAです。
毎度紹介している、「クリエイティブの授業」という本の最後は、
この言葉で締めくくられていました。
「創造とは引き算をすることだ」とはどういうことか。
そこから学んだ、私たちがクリエイティブであるために必要なこと。
今回はこれらについて、私の考えを書いていきます。
さて、いきなり結論から言うと、私が言いたいことは、
「日常で質の高い観察を実践しよう」ということです。
若干論理展開が複雑なので、先に概観を説明しますね!
➀創造とは引き算をすることである。
⇩
②クリエイターは、見えない部分に価値を作り出す。
⇩
③そのためには、見えない部分を感じることができるスキルが必要。
(マインドアイ)
⇩
⑤マインドアイをフルパワーで発揮するには、
視覚情報の圧倒的な蓄積が必要。
⇩
⑥日常で質の高い観察を実践する必要がある。
何だよー、訳わかんないという声が今にも聞こえてきそうなので、
ここからは少しずつ説明をつけ足していきます!
引き算するって何?
まず、「創造とは引き算すること」という言葉につまずいた方が多いはずです。
ここでいう引き算とは、要素を取り除くことを意味します。
取り除くことで価値が高まるのです。
そして、ここが難しいのですが、
それは必ずしも余計なものだからとは限りません。
あればその作品を理解する手助けになるようなものも、
創造においては進んで捨てられます。
例えば、こんな作品があります。
"Green Eggs and Ham"という絵本です。
Amazonの評価を見れば分かる通り、ドクター・スース―という、
欧米ではかなり定番のシリーズの一冊みたいです。
そして注目していただきたいのは、
実はこの本は50単語だけで書かれた絵本であるという点です。
完成してから気づいたのではなく、もともと制限を設けて書いたものだそうです。何も、ドクタースース―氏が、編集者と50単語以内で書けるか賭けをしていたのだとか...
ここに引き算を感じることができますね。
使える単語の数をあえて限定することに合理的な意図を感じることはできませんが、
そう言われると何か面白い。何か気になる。そんな気持ちになりますよね。
「あえて引き算して制限を設けて、制作に取り組むこと。」
これが、創造の本質の一つであり、作品の魅力を高める要素であると言うことができると思います。
マインドアイって何?
マインドアイというのは、
端的に言ってしまえば「見えないものを見る力」です。
物理的に、刺激として受容する視覚というものがあって、
それを脳内で膨らませて、新しいイメージを感じるための機能です。
少し難しいですね...
まあ、想像することと同じだと思っていただければ大丈夫です!
このマインドアイが、クリエイティブであるために超重要なんです。
なぜかというと、さっきの節で説明しましたが、
クリエイターは引き算を大切にするからです!
つまりあえて要素を取り除くことで価値を生み出すということです。
ん、なぜそれがマインドアイとつながるんだ?と思いましたね?笑
それは、このように考えれば分かりやすいと思います。
例えば、自分は数学教師で、
生徒のために数学の練習問題を作りたい。
ここで、当たり前のことですが、
出題したい単元の公式や解法を知っていないと、問題は作れません。
さらに、よりよい問題を作るためには、
知っているだけでなく、理解して使いこなせることが必要です。
ここから言えるのは、トップダウンのプロセスを理解して初めて、
質の高いボトムアップの行動を実践することができるということです。
つまりマインドアイを身に付け、見えないものを見ることができるようになってこそ、
見えないものに価値を生み出す、奇才なクリエイターになることができる!という訳です。
知覚に興味ある方はこちらもどうぞ!👇
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質の高い観察って何?
では、最後に「観察」についてお話して終わろうと思います。
マインドアイを極めるためには、たくさんの視覚情報のストックが必要です。見えないものを見る経験を積む必要があります。
つまり、たくさん観る必要があるんです。
「見る」ではなく「観る」です。これが観察です。
どこが違うのか説明します。
「見る」は、皆さんが普段行っている行為です。
私だったら今はパソコンを見ていますし、読んでいるあなたはスマホを見ているかもしれません(いつも読んで下さりありがとうございます)。
終わったらテレビを見るかもしれませんし、本を見るかもしれません。
では、「観る」はどうでしょうか。
最大の違いは、「目的がないこと」にあります。
観ること自体に目的が内在していると言った方が正しいかもしれません。
実は、これを日常で意識的に行っているという方は非常に少ないです。
なかなか例を挙げにくいのですが、観察力のある方は、小さな変化にもすぐに気づきます。
洋服がほつれたり、壁に傷がついていたり、人の体調不良だったり。
つまり「観る」とは、何かを期待したり、探したりする過程の「見る」動作ではなく、
物の視覚的な情報を、もれなく受容しようとする動作であると言えます。
これを意識的に実践することが、マインドアイを鍛えることにつながり、
クリエイティブでいることにもつながるのです。
観察についてもっと知りたい方は、ぜひこの記事もチェックです!👇
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結び
ということで、ざっくりと説明をしてきましたが、どうでしたか?
私自身も色々な本を読んでまだまだ勉強中です。
皆さんが、直感とクリエイティビティを最大限発揮して、
満ち足りた生活を実現できるよう、これからも記事を書いていきますので、
応援よろしくお願いします!
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それでは
SHOMA