お金を稼ぐこと に、疲れたとき
こんにちわ。
今回は「年収90万円で東京ハッピーライフ」という本を紹介します。
突然ですが、私の両親の話をします。
異性愛者同士結婚
関東近郊にマイホームを建てる
こども3人
共働き(会社員と公務員)
定年退職し、のんびりと老後を過ごす・・・
娘の私もほとんど同じ生活を送っています
異性愛者同士結婚
関東近郊にマイホームを購入
こども2人
共働き(会社員と会社員)
どうですか?ほぼ親とコピー&ペーストの生活を送っています。(老後は未知・・・)
私は今、とても幸せで満足した毎日を送っているのですが、無意識に親の生き方をマネて、その通りに生きなければならない と思い込んでいたのかもしれません。また、親自身も自分の人生に基づいて、子どもを教育している節がありました。
私の場合、たまたま親の人生モデルと自分が合っていたので、問題なく幸せに過ごせていますが、みんながみんな、そうとは限りません。
結婚しなくたっていい
こどもがいなくてもいい
稼ぐことに一生懸命でなくてもいい
今回は、いろいろな幸せの形の一つを教えてくれた、大原扁理さん「年収90万円で東京ハッピーライフ」という本を紹介します。
年収90万円で東京ハッピーライフ 大原扁理
「進学とか就職って本当にしなきゃいけないの?」
著者は、進学や就職に疑問をもち、働いて稼ぐよりも節約や工夫で生活費を抑え、最低限働く(週2日の労働)だけで生活しています。
その生活術は「東京の郊外に家賃の安いアパートを借りる」「服・三食の食事は必要最低限」「娯楽は散歩と図書館から本を借りてきて読むこと」など、節約の極みです。しかし、摘んだ野草を料理して使ってみたり、散歩で季節の移ろいを感じてみたり、読書にいそしんだりと、本人はとても楽しそうに生活を送っています。
節約は我慢に結び付きがちですが、実践されている大原さんの生活はとても楽しそうです。
充実した日々の生活と、そこに至るまでの本人の考え方など 「勉強して働いて稼ぐことが本当に幸せなのか?」という現代の常識に、新しい価値観を与えてくれます。
「自分の」幸せを考える
人にはどうしても得意なこと、苦手なことがあります。得意を活かして生活に役立てることができればいいのですが、そもそも自分にとって何が「得意」で何が「苦手」かよくわからないですよね。自分のことをよく分かっていないまま、流されて進学し就職し、結婚して子どもを産んで・・・という世間の常識に沿った人生を送っても、必ずしも満足した生活を送れるわけではありません。
大原さんは、20代のころから「自分にとって何が幸せか」を考え、今の生活にたどり着き、世の中の常識とは違っていても充実した毎日を送っています。
自分の身近な人間や、子どもたちが、今の人生や行き先に迷ったときに「こういう道もあるよ」と優しく教えてあげられる。そんな新しい価値観を、この本は教えてくれました。
気になる方は是非読んでみてくださいね。
読んでいただきありがとうございました。