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清い人間ほど生きづらいのよね~。
またまた「中国古典名言辞典」より。
只今、「文章軌範」のところ。
世を挙げて皆濁る、我れ独り清む。衆人は皆酔う、我れ独り醒めたり。
世間の人はみな利欲に濁っているが、わたし一人は清く生きている。また、世の中の人はみな酒に酔っているが、わたし一人は醒めて理知の世界にいる。(屈平「漁夫の辞」)
屈原が漁夫から、なぜあなたは世の中から遠ざけられたかと問われたのに対して答えたことば。
・屈原(平) → 前343年1月21日頃~前278年5月5日頃。中国戦国時代の楚の政治家、詩人。楚の将来に絶望して入水自殺。春秋戦国時代を代表する詩人。
・理知 → 理性と知恵。また、本能や感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力。
新たに沐する者は必ず冠を弾き、新たに浴する者は必ず衣を振るう。
新たに髪を洗った者は、冠に埃があってはせっかくの髪も汚れるので、冠をもはじき清める。また、新たに湯浴みをした者は、着物に埃があってはせっかくきれいなからだも汚れるので、衣を振るい払う。(屈平「漁夫の辞」)
自分の身を清く保つためには汚れた所にはいないという意で、屈原が引用したことば。
・沐浴 → 髪を洗い、からだを洗うこと。湯や水を浴びて、からだを清めること。湯あみ。
案んぞ能く皓皓の白きを以て、世俗の塵埃を蒙らんや。
この潔白なわたしが、どうして世の中の塵埃などを蒙っていられようか。(屈平「漁夫の辞」)
屈原が漁夫に答えたことば。
・皓皓 → 白く光り輝くさま。清らかなさま。
なんか古典と触れ合ってると、
昔も今も変わらんなーて思うことが多々あるね。
人間の精神性は果たして向上してるのかな?
清い人間ほど生きづらい世。。。
うまいことやっていこうとすればするほど汚れてく。。。
清く在り続けるためには、
やはり、
人間社会から離れないといけない。か?
俗世から離れる、よく聞くよねー。
今読んでる、
エックハルトの本(ほとんど理解できてない笑)に、
ちょうど関係ありそうな言葉が。
隠居(俗世から離れる)ではなく、
社会の真っ只中で活動しつつ、
心の平安と自由の内に不動にとどまりつつ生きるあり方。
苦しみや悲しみのただ中にあっても、
苦しみや悲しみを超えた不動性に立つあり方。
また、
これで思い出したのが「十牛図」。
これも最後そんな感じだったよーな。
どーにもこの辺が目指すべき理想なのかな?
でも、
、、、
やっぱきっついよなー。
この最弱メンタルメーンには。
実現できそうにないけど笑
普通に人気のないとこにいきたい。。。
時もあるよねーん。
じえんど。。。
★\(^^)/☆
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