「歴史とは何か」を読む2 ー社会と個人の関係【歴史を語る前に理解すべきこと】
仕事帰りの電車の中で。
「第2講社会と個人」途中まで。
この章はまだ途中だが第1講よりかなり内容が難しい。理解が怪しいのは許していただきたい。
まず歴史とは何かから離れて、社会と個人の関係について語る。行きすぎた個人優先主義の考え方も、個人は社会の手段であるという考え方も間違っている。
いかなる個人も生まれ落ちてから一人ではなく、直ぐに社会の影響を受けている。逆に社会も個人を越えるものではなく個個人の活動の影響を受ける存在である。
とすれば、歴史家はどこまで一個人で、どこまで社会と時代の産物なのか、歴史的事実はどこまで個個人の事実で、どこまで社会的事実なのか。
すごい難しいことを講義しようとしていることだけはわかる。ただ私たちはこの視点なしに無邪気に歴史を語りすぎているのだけはなんとなくわかる。