眠れない夜のグラニースクエア【編み物に恋して】
なかなか寝つけない夜、どうしてますか?
私の場合は、
読書はお話しに没頭して、さらに頭が冴えちゃうし、
お酒は飲まないので寝酒もしないし、
寝室にはスマホを持ち込まない派。
なので編み物。
太めのかぎ針を使ってグラニースクエアを編みます。
特になにかを作るわけではなくて、
ありあわせの糸で、とにかく中心からぐるぐる編む。
長編み3回、長編み3回、長編み3回…。
長編み3回、長編み3回、長編み3回…。
端まできたら鎖編み3回。
この繰り返し。
『長編みを3回ずつ繰り返す』という動作が、私にはとても心地よくて。
「1,2,3,1,2,3…」ってゆっくり数えながら編んでいると、だんだん頭がからっぽになってきます。
増し目や減らし目もないから、手の動きに集中できるんです。
瞑想は『頭を無にして、呼吸に意識を集中させる』って言うけれど、
私は目を閉じて呼吸を数えても、雑念がなかなか消えなくて。
編み物している間は、無心になるし自然に呼吸も整います。
太い針と糸を使えば、眼鏡もいらないし、すいすい進む。
写真のかぎ針は、ロケット鉛筆みたいな折りたたみ式のかぎ針セット。
持ち手の先が筒状になっていて差し替え可能、バラせばコンパクトにしまえます。
ありあわせの余り糸を使う効能がもうひとつ。
糸を手に取るたびに、
「これは〇年前に編んだマフラーの残り糸」とか
「これはいったん編んだけど気に入らなくてほどいて放置してた糸」とか
なつかしく思い出したり、
放置されてた糸が喜んでくれる気がしたり。
思いがけない配色が、次の創作意欲につながったり。
時々編みあがりを広げて「こんなに編めたー」って達成感も味わえる。
編んでいくうちに、クッションカバーにしようかとか、
もうひとつ同じ大きさに編んでバッグにしようかとか、
思いついてそのまますすめることもあれば、
色の組み合わせがしっくりこなくてほどいちゃうこともあり。
どうなるかはおいおいのお楽しみです。
読んでくださりありがとうございました。
今宵、いい夢がみられますように。
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