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「自分には価値がない」と感じてしまう方へ。

ネットや本、SNSなどでは、
「自分には価値がない」と感じている方へのアドバイスとして、

よく以下のようなことを言われることがある。

"人は誰しも価値があるし、価値がない人間なんて一人もいない。自分で自分の価値を認めてあげたらいいよ"

あなたは、この言葉を、率直に受け入れられるだろうか?
この言葉を聞いて、心が軽くなるだろうか?

率直に受け入れられるし、心も軽くなる人、

「そうは言っても・・・」となかなか腑に落ちない人、納得できない人、心からそう思えない人・・・

この2パターンの人が居るだろう。

この記事は、後者の人に向けた投稿である。

※率直に受け入れられるし、
心が軽くなる感覚があるのであれば、
ここから先の文章は読む必要はありません。


もし、上記の言葉が、どうしても腑に落とせないのならば、以下のことを考えてみてほしい。

「自分に価値がない」と思ってしまっている状態とは。

そもそも「自分に価値がない」って思ってる状態というのはつまり、

「何か周りにとって価値あることをしなければ存在してはいけない」
「価値あることをしてない人間は、誰にも認めてもらえない(愛して貰えない)」

といったことを無意識下で信じ込んでしまってるケースがほとんどということ。


そう、

「価値のある人間であらねばならない」
「価値のある人間でなければ存在してはいけない」

という前提が、自分の中に存在しているということ。


そこまでのことは頭では思ってなかったり自覚がなかったりしても、

無意識下でそう思ってしまってるからこそ、
「自分には価値がない」と思ってしまうのだ。

で、その前提がある人は
「価値あることをしなければいけない」
という意識が強いはずなので、

無意識に何かの価値を生み出そうとする。
「価値ある自分」であるために努力をしてしまうのだ。

無意識に何かやってたり、
無意識に頑張ってたり、
無意識に人より努力したり。


「価値のある人間でなければ存在してはいけない」

ということを、
生存本能的に、潜在意識の中で思い込んでいる状態であるが為に、

「何も価値を生み出さない」
「何も価値あることをしない」

ということにはすごく抵抗が生じる。


もし自分が何も価値を生み出さなかったら、
もし自分に価値がなくなってしまったら、

誰からも必要とされずに
生きていくことが出来ないとさえ感じてしまっているからだ。


「価値のない状態」を過剰に恐れ、
「価値のある自分」であろうとすることにすがりついている状態。

これが、「自分に価値がない」という悩みが生じる状態であると言える。

良く陥りがちな、誤った自己価値の上げ方


そして、そういう人たちがよくやりがちなのは、

何かスキルを学んだり、
出来ることを増やしたり、
自分に出来ることを見つけたり、

付加価値を付けて自分に自信を付けようとする方法。


世の中に存在している資格取得講座や習い事系の講座なども、

「これを学んだら自信が付きますよ」
「このスキルがあったら、一生必要とされますよ」

のように、

あたかも、「自分には価値がない」というコンプレックスを刺激したような文句を使用しているケースも多い。


でもこれは、本質解決にはならない。

確かに、こうした付加価値を自分につけることによって、

その部分は自分で自信を持てるかもしれない。
周りからも重宝されるかもしれない。

でも逆を言えば、

その部分"しか"認められていないのである。

つまり、そうして身につけた自分の付加価値というのは、

あくまで"条件付きの張りぼての価値"でしかないのである。


つまり、

「付加価値が付いていない部分の自分のままでは価値がない」

を証明し続けてしまうことにもなるのである。


そうするとどうなるか。


付加価値がついた自分のことは認めることができるからこそ、

今度は付加価値を身につけることに注力してしまう。


とにかく、自分自身を付加価値で固め上げ、

ありのままの価値のない自分を隠す手段として、
「付加価値を身につける」ことに依存してしまうのである。

これがよく言う、
セミナージプシーとか、資格ジプシーと呼ばれるものである。


「自分に価値がない」という悩みを、本当の意味で乗り越えるためには。

では、本当の意味で、
「自分には価値がない」という悩みを克服するためには何が必要なのか。

そのためにはまず、
『価値あることをしなければ存在してはいけない』
という自分の前提を覆さなければならない。

『価値あることをしなければ存在してはいけない』
という前提を覆すためには、

まずは
『価値あること』を"あえて"しない
ということを自分に許可する必要がある。

つまり、
無意識に頑張る、努力する、出来ることを増やす…

こういった、
「価値ある自分であろうとするための悪あがき」

を辞めるのだ。


「価値ある自分であろう」というモチベーションでの言動を全て辞めない限りは、

「自分は価値を生み出さなくても存在していいのだ」
ということを、本当の意味では実感できない。


日常の中で、無意識の内に、
何か「価値ある自分」であるためにやっている言動は何かないだろうか?


家族やパートナーのために一生懸命家事を頑張ったり。

職場でみんなが嫌がる仕事を進んでやってみたり。

誰に頼まれたわけでもないのに、みんなに役に立つことをやろうとしたり。

頼まれたら何でも断らずに引き受けてしまったり。

自分には負担が大きいことも、弱音を吐かずに自分1人で取り組んでしまったり。


これらの言動が、「自分には価値がない」という不安感から生まれている物なのであれば、

それらを全部辞めてみること。


「自分には価値がない」と思ってる人ほど、

『自分が生み出している価値の量』に敏感なはずなので、

自分が全く価値を生み出さない状態ってものすごく怖いかもしれないし、

ますます無価値感を感じてしまうかもしれない。

でも、それすら自分自身でじっくり味わうのだ。
「自分は、頑張らなければ何も価値を生み出せていない」ということを自覚し、とことん認めるのだ。

今まではそれを実感してしまうことを恐れて、
中途半端に価値あろうとしてしまっていた
からこそ、

いつまで経っても無価値感が抜けなかったのだ。


その恐れを避けて味わわないようにすることに一生懸命になっている限り、

いつまでも「頑張らなければ価値がない」という自分の前提にハマるループから抜け出せない。

勇気出して、今ここから『価値ある自分』を手放していこう。

『自分には価値がない』を手放せるのは、その先だ。


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