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ちょい読み 2025/ 1/ 9



・ 『死者の贈り物』 長田弘 著(ハルキ文庫 2022)


nobuko fj さんに、素敵な詩人を教えていただいた。

(・・・)
わたくしたちが社会とよんでいるものが、
もし、価値の存在しない深淵にすぎないなら、
みずから慎むくらいしか、わたしたちはできない。
わたしたちは、何をすべきか、でなく
何をすべきでないか、考えるべきだ。

こんな静かな夜

大切な人がいた。その人に贈りたかった詩集だ。


・ 『他者と働く』 宇田川元一 著 (ニューズピックス 2019)

   ー 「わかりあえなさ」から始める組織論 ー

ほぼ、読むこともないビジネス書?
なぜ、手にとったかと言えば、「他者」の言葉につられたのでしょう。
実際、ベースには、哲学者の思想があるようだ。

「対話」が重要だと、言われる。
でも、やみくもに対話をしても、平行線のままだったりする。

哲学者のマルティン・ブーバーは、
人間同士の関係性を大きく2つに分類しました。
ひとつは「私とそれ」の関係性であり、
もうひとつは「私とあなた」の関係性です。
「私とそれ」は人間でありながら、
向き合う相手を自分の「道具」のようにとらえる関係性のことです。

第1章 組織の厄介な問題は「合理的」に起きている P. 20

対話とは、権限や立場と関係なく誰にでも、
自分の中に相手を見出すこと、相手の中に自分を見出すことで、
双方向にお互いを受け入れ合っていくことを意味します。

第1章 組織の厄介な問題は「合理的」に起きている P. 22

「溝に橋を架ける」ための4つのプロセス

1.準備「溝に気付く」
  相手と自分のナラティブに溝(適応課題)があることに気付く
2.観察「溝の向こうを眺める」
  相手の言動や状況を見聞きし、溝の位置や相手のナラティブを探る
3.解釈「溝を渡り橋を設計する」
  溝をと飛び越えて、橋が架けられそうな場所や架け方を探る
4.介入「溝に橋を架ける」
  実際に行動することで、橋(新しい関係性)を気付く

第2章 ナラティブの溝を渡るための4つのプロセス P. 39

・ナラティブ:物語
・適応課題:既存の方法で一方的に解決できない複雑で困難な問題

追記 1/10 )

この本の情報はどこから拾ってきたか、忘れていたが(つい最近なのに)
ほんのれんさんの紹介だった。