復帰にあたってニコッと挨拶しました☆
あんまり忙しくて、あんまり業務の方針変更が度重なるものですから、我慢の限界を超え、プッツンしてしまい、少々、お休みをいただきました。
お休みの間、睡眠をしっかり取り、運動習慣も復活させ、かつ、家で奥さんの料理(食事)をきちんと取りました。
すると、調子が戻って来たんですね。やはり、いろいろな健康本の指摘どおり、睡眠・運動・食事は、健康の三本の柱のようです。
また、お休みの間、私は、こういうときこそ、「勉強」の時期だと考え、読書をかなりやり込みました。
ウン万円分の本を買い、全て読みました。あまり行っていなかった地元の図書館にも行き、本を借りて、何冊も本を読みましたよ。
西郷隆盛でも、宮本武蔵でも、島流しされたり、幽閉されたりしたときは、本をじっくり、かつ、たくさん読み、何かを悟ったと言うじゃありませんか。
本には、人類始まって以来の知恵が全部(と言っていいはず。)詰まっています。
私のちっぽけな問題など、読書を重ねれば、何かの糸口がないわけがありません。
何冊目かの本の中に、ほんの数行、「老後に財産を残した人は、現役時代に、一定期間、仕事を休んだときに、復帰した傾向がある。身体が丈夫なのか、メンタルが強いのか。」とあり、あぁ、そうなんだと思いました。
私だって、一定の財産は欲しいですし、また、調子を崩して休んだとしても、法令違反をしているわけでも、道徳違反をしているわけでもなく、特に、恥じ入る必要はないというのもわかっていました。
「そうだ。この文言に従い、復帰しよう。」と決めました。
正直なところ、一週間も休んでいたら、体力も、精神状態も戻って来ていましたが、復帰にはいろいろと段取りが要るもので、少々、お時間をいただくこととなりました。
本日、台風の中、復帰の前触れとして、職場に挨拶しました。
少々のお休みがある中で、職場に戻るのは、鋼の心臓の持ち主でない私には、ちょっと勇気の要ることでしたが、「法令違反でも、道徳違反でもないのだから、そんなに恥ずかしがることもないよ。そもそも、他の人は、自分のことで精一杯で、私のことなぞ、そんなに気にかけていないものだから。最初の一歩が緊張するだけ…。」と、言い聞かせ、上司とともに、職場に挨拶に行きました。
「ご迷惑をおかけしました。戻ってまいりました。」
すると、私は、思わず、ニコッと笑顔になってしまったんです。
いや、それは緊張はしていましたよ。不登校の児童や学生の気持ちもわかるなぁと思っていましたから。
でも、一歩、踏み出したら、私の笑顔につられてか、挨拶される相手も、笑顔になり、何だか楽になりました。
神経症の昔ながらの療法の一つに、「恐怖突入」というやり方があります。
自分が「こわい、こわい」と思っていることを、敢えてやってみる、というものです。
すると、意外に大したことがなくて、何となくできちゃったりする、それにより、こわさが消える、という古典的な療法です。
「来週、月曜日から、正式に出勤します。」
そう言って、職場を後にしましたが、何だか、私は、小さな勝利感を抱いていました。
「来週、月曜日から正式出勤だ。何だか、楽しくなりそうな予感。拾った職業人生。ちょっと楽しもうぜ。」そんな気がしました。