見出し画像

贈り物にはお礼状を手書きで認めます☆

 私は、船井総研創業者である船井幸雄氏の本にあった、「お中元・お歳暮は、理由なく贈れるから積極的に贈りなさい。理由があって贈るものは賄賂である。」という記述に刺激を受けて、お中元・お歳暮は、20代の若い頃から、贈答習慣があるのです。

 時代劇のセリフにあったように、「魚心あれば、水心」だったり、吉田兼好の徒然草にあるように、「よき友、一つには、ものくるる友」だったり、やっぱりモノをくれる人に対しては、一般的に良い認識を持たれるものです。

 で、お中元・お歳暮などを贈ると、返礼品があることが多いのです。人生は、基本的に「ギブ・アンド・テイク」の構造ですから、「上げてばっかでも、もらってばっかでも」バランスが悪く、そういう人とは、没交渉になって、縁が切れやすいのですね。

 私のお中元・お歳暮に対する返礼なわけではありますが、私は、そのような贈り物に対して、「お礼状」を手書きのハガキで認めます。ちなみに、すぐ返答を書きます。

 今はメールやライン全盛の時代ですし、その前の時代であっても、電話一本かけるのが普通の時代でしたが、私は、敢えて、「お礼状を手書きのハガキで認める」ことをしています。

 このところで、ハガキ代も、一通63円から85円に値上がりし、「ハガキを手で書くというというフィジカルな対応」というのは、より一層珍しくなりました。

 私の大学生の頃は、ハガキ代は一通40円くらいだった記憶があるのですが、昨今のインフレや、配送にかかる人手不足を考慮すると、30数年で、倍くらいというのは、決してひどい値上がりとは思えません。

 私は、大学生から、20代前半くらいまで、すごいハガキ魔で、年間千通以上、普通に書いていました。

 当時は、メールなんて手段はありませんでしたから、電話でなければ、手紙かハガキということでしたね。

 電話もよくしましたが、ハガキもよく書きました。アリンコのような小さな文字で、ハガキ一枚に、千字くらい詰め込んで書いたものです。

 ちなみに、どうして千字くらいというのがわかるかというと、ハガキに書いた後、原稿用紙に転記したことが度々あったからです。

 原稿用紙に千字、つまり、原稿用紙2枚半、このnoteの記事が、毎回、原稿用紙5枚ピッタリ(ただし、改行スペースを含む。)ですから、その半分の量なわけです。書きも書いたり。我ながら、面白いなと思います。

 今でも、私は、-前ほどでは全くありませんが-手書きの習慣が残っているので、右手の中指には、ペンだこがあります。

 女性学の神様として知られる作家の櫻井秀勳さくらいひでのりは、その著作の中で、「作家となるような人は、手書きの習慣があるはずであり、ペンだこがあるはずだ」というような指摘をされていたのを記憶していますが、私は、作家ではないですが、ペンだこはありますね。
 ※令和の時代、ワープロソフトを使って執筆する人がほとんどでしょうから、ペンだこがある人は少なくなったでしょうか(>_<)。

 話が少々脱線しましたが、「贈り物にはお礼状を手書きで」という習慣はいいものですよ。

 今は、メールなど電子媒体が中心ですから、手書きで礼状が届くと、相手は「おっ! 珍しい!」と印象に残りますし、場合によっては、そのハガキを何年も取っておくかもしれません。逆張りの発想かもしれませんが、珍しいものは貴重になりますから、ハガキを手書きでというのは、いいと思いますよ。

 私が、セールスマンだったら、顧客に対して、手書きのハガキを折りにつれ、贈ると思いますよ。特に、旅行先からや、また、相手の誕生日などのタイミングで贈ると効果的ではないですか。逆張りの面白い発想ですね。

いいなと思ったら応援しよう!