カムバックというものの体験記録

知らなかったことを知ることはとても興味深いことだと思う。

得た知識とは反対に知らなかった頃の感情を失うことでもあるからだ。

それはアニメや漫画、ドラマや映画のネタバレを見てしまったなら
もう2度と初見の感情でその作品に触れることができないのと同じように

初恋のような恋愛が、大人になるとできなくなってしまうのと同じように

初めて歩いた時、初めて喋った時、また初めて学校に行き、初めて友達ができた時など

みなさんも私も生まれてから今この瞬間まで
たくさんの「初めて」を経験してきただろう。

人は生きる程に、初めてを失っていく

そう考えることもできる、と私は思う。

近頃私は、また1つ「初めて」を失った。

K-POPカルチャーの醍醐味である
“カムバ”というものを今まさに体験している。

冒頭、前振りが長くなりましたが

“カムバック”というK-POPのシステムに大変感動した。

今回はそんな話です。

一大イベント「カムバック」

なんて素敵なんだと思った。
率直に言うとそれだけなんだけど、
この感情はどうしても残しておきたい。

私は今までK-POPに興味を持ってこなかったので、「カムバ」というワードは知っていた程度で、それが一体何なのかは知らなかった。

日本と韓国のアイドルで1番大きく違うのは「カムバ」があるかないかだ、と言っても過言ではないはず。

日本のアーティストもアルバムを引っ提げてツアーをしたりするがもっとシンプルだ。

「カムバ」直前のお祭り感を体感してしまうと
今まで普通だった日本のアルバムリリース自体がつまらなく感じてしまいそうなほど。

カムバックが発表された日から
BTSのButterがデジタルシングルとして発売されるまでは約3週間だった。

ついに明日、
アメリカ東部が日付を超えたその瞬間に
ButterのMVが公開される。

楽しませることがエンターテイメント

Butterのカムバックを体験して
痛感したことがある。

やはり彼らは、
彼ら自体が商品であり
コンテンツであり
エンターテイメントである。

そう感じれば感じるほどに
少し虚しい気持ちもするけれど、、、

そう痛感するほど、
これは「Butterのカムバを楽しませて貰った」
というその事実に他ならない。

思い返せば、バターが溶けるだけの1時間のYouTubeライブに始まり（←ディスではない）

concept clipのTeaser Posterで
様々な考察が飛び交うなどなど

約3週間、彼らのカムバックを待つARMYを
退屈させることなく
常に楽しませてくれたBTS

この3週間ほんとうに毎日、
日付を越えるのが楽しみで仕方なかった。

少しずつ公開されていく写真たち。

グクの紫ヘアー

ナムさんのもう2度としないんじゃなかったの？って感じのピンクヘアー
（以前、何かのインタビューで黒歴史だとおっしゃっていたので笑

ジンくんのWWHなオールバック

7人のセンターを堂々飾るユンギ
（ゆんぎさん本当におかえり）

視線ひとつで表現を無限に広げられるテテ

1番バターみたいな髪色が爆イケのホソク

完全にダークホース、レインボージミン氏

少しずつ情報を小出しにしながら
人々の想像力を掻き立て

また想像を遥かに超えた
エンターテイメントを提供してくれる。

本当、偉大だなぁ。

楽曲やLIVEやMVだけじゃない。
彼らの全てが供給材料なのだと。

見せつけられたような感覚だ。

知らなかった頃にはもう戻れない

今回、カムバックを実際に体験して
MVの公開を明日に控え、

私は今、猛烈に、
もう“あの頃”には戻れないことを感じている。

彼らの新ビジュアルを未だ知らなかった頃

MV Teaserを見る前の高揚感

そしてなにより
カムバックとは何者なのかを知らなかった
まっさらな気持ちには戻れない

私の初めてのカムバ体験が
Butterでよかったのかな、、、

なんて、そんな感情すらも覚えるほどに

この3週間という時間が
最高のエンターテイメントだったから。

今後様々なアーティストのカムバックを見るときに、Butterが基準になってしまうのではと。

後先心配になるくらい
価値のある体験をしたと、言える。

言いたい。

今回のカムバには
ダンスするユンギさんが完全に戻ってくる
そんな意味のカムバもあるのかなぁ

6人でのステージを見た感想で
「やはり穴が目立ちますね」
と言っていたユンギさん

いや、深く考えすぎかもしれない。

おまけ「フライングゆんぎ」

これは完全に余談のような内容だが

MV Teaserが19日に発表され
私自身もスマホに穴が開くほど見た。

SNSで少し話題になった
ユンギさんのフライング首カックン

私はこれ自体もコンテンツなんじゃないかと
密かに思っている。

撮り直すことだって出来たし
もしかしたら撮り直したかもしれない。

撮り直した上で
「しゅがひょん、フライングしてるver.のほうがおもしろくない？」
みたいな会話が繰り広げられていたら
ほっこりする　※ただの妄想

もしくは、ユンギのフライングに誰も気づかず
ユンギによって完全隠蔽されたパターン（？）

しかしこちらのパターンであれば
全世界のARMYにより即バレでしたね。

なんにせよ、
そんなことを妄想考察していること自体が
彼らないし事務所の手のひらのうえで転がされているカモなのかもしれない、、、なんて。笑

なんでもいいんです。

楽しませて貰ってますから。