ビリでもギャルでもないけど、"ビリギャル"になりたい
今日は「書く習慣」チャレンジDay4、「ことし会いたい人は?」について書こうと思います。
Day2とDay3は、また後日。
さて、昨年末に読んだ本で、かなり印象深かった本があります。
ビリギャルこと小林さやか氏の「キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語」です。
著者(以下、さやかさん、と呼ばせていただきます)のことは、映画ビリギャルが話題になった時から知っていました。
ただ当時は、よくある感動系の映画かと思って敬遠していたのですが、最近改めて発信活動にも力を入れられているようで、注目していました。
満を持して著作を読ませていただいたところ、読みながら涙。
何よりさやかさんの人柄にほれてしまいました。
今回は今年会ってみたいなぁと(私が勝手に)思っている小林さやかさんについて、私なりに紹介をしたいと思います。
"ビリギャル"は、本人の話ではない
みなさんは映画や本の「ビリギャル」を見たことはありますか?
私は昨年末に、ようやく本で読みました。
実はこの本、主人公はさやかさん本人なのですが、キーになるのは本人ではありません。
ビリギャル本の著者である坪田先生と、母親であるああちゃんの、本人との関わり方こそが、本人を動かしました。
坪田先生もああちゃんも、破天荒なさやかさんを否定するのではなく、受け入れる。
そして強制的に勉強させようとするのではなく、本人が勉強を楽しんでできるようにする仕組みを用意したり、本当に辛い時にもやらせるのではなく本人の意思を尊重する、といった役割が描かれています。
こうした環境があったからこそ、さやかさんはがんばれたそうです。
ビリギャルの"その後"
ビリギャル本編では、物語は大学受験で終わっています。
しかし、本人の人生はその後も続くわけで、さやかさんの本では慶應大学進学、そして就職と転職、結婚と離婚などが描かれています。
大学卒業後は、まずウェディングプランナーとして就職して、天職だと思って仕事に励んでいたそうです。
色々な思いがあって転職をしたり、結婚・離婚を経験しているうちに、「ビリギャル」が一躍話題に。
さやかさん本人への注目も集まります。
そして学校でインターンをしたり、様々な講演会に呼ばれるようになるなど、教育の世界に入っていきます。
ビリギャルから見える教育の課題
さやかさんが教育に関わり始めて、現在の学校やご自身の学生時代を思い出し、様々な課題が見えてきます。
学校の授業が画一的で、勉強が遅れている子にも、進んでいる子にも役に立たなくない。
大学受験まではひたすらつめこむように勉強させられ、かと思ったら大人になった途端に自分の頭で考えろと怒られる。
なぜ存在するのか、先生も説明できない校則。
人の命に関わることなのに、保健の授業で簡単に済まされる性教育。
さやかさんは、こうした課題があっても、やっぱり学校は絶対に必要な場所だと言います。
学校で色んな人と出会って、他人との「違い」を知って、それによって自分のことをもっと知る。
学生時代、学校の先生にひどいことも言われたそうですが、さやかさんはそれでも学校を諦めずに向き合っています。
勉強も大切、教育も変える
さやかさんのすごいなと思うところは、勉強をがんばるという一人一人の応援と、教育問題に向き合うという両方を持っていることです。
勉強しろ、というのはちまたに溢れている言葉です。
一方で、がんばれない環境にいる子どもだっている、がんばっても受験には成功できるとは限らない、などの問題もあります。
そこに同時に向き合い、日本の教育をなんとかするためにも、アメリカの大学院に行って学ぼうと思っているそうです。
自分も勉強をがんばりながら、学生たちの勉強を応援し、そして教育も変えようと自分も挑戦するさやかさんの姿に励まされます。
さやかさんの著作の中で、お母さんのああちゃんの言葉に、「自分の子どもがかわいければ、全世界の子どもを愛すべき」というものがあります。
自分の子どもを正しく愛するーー厳しく命令するのではなく、本人のやりたいことを引き出す。
そして、全世界の子どもを愛するーー自分の子どもが未来でも愛されるような社会にすること。
この二つを矛盾せず目指している、素晴らしい言葉だと思いました。
さやかさんの活動に注目!
さやかさんは、最近では坪田先生とのYouTubeチャンネルに定期的に出演しています。
この前ライブ配信を見に行って、著作を読んだことをコメントしたら、読んでもらえて嬉しかったです。
坪田先生とのトークは、大人も学生も学びが多いので、ぜひ一度見てみてください。
また、さやかさんの本も素晴らしいので、ぜひ読んでみてください。きっと勇気をもらえます。
大学院に行ってどんな学びを得て来られるのかも楽しみです。
この記事で、さやかさんの魅力が少しでもお伝えできていれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。