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”書く習慣”の構造を分析してみたらとんでもない名著であることが分かったので聞いてほしい

私にとって、noteでの発信と言えば、いしかわゆき(ゆぴ)さんでした。

note内でもフォロワーがたくさんいらっしゃるし、何より書籍化を果たされています。


年が明け、 #新年書くチャレンジ という、書くことを習慣にするためのハッシュタグ企画も立ち上げられています。

私も乗っからせていただいて、2記事ほど上げました。


そんなゆぴさんの著書「書く習慣」をようやく読むことができました。

ひと言でいうとめちゃくちゃ良かったのですが、今回は何がよかったのか、私なりの視点でお伝えしたいと思います。

まずは書くことに慣れる・習慣にすること

この本は6章構成になっています。

まずは1〜3章について、それぞれの章で伝えたいことを見ていきます。

第1章:とにかく書いてみろ!

まず第1章「言葉と仲良くなれば書けるようになる」では、書くことのハードルをめちゃくちゃ下げてくれます。

まず「完璧主義」から脱すること。いきなり素晴らしい文章を書こうと思っても、最初から上手くいくことはあり得ません。


書くことは『思い』を伝える最高のツール」ですから、まずは書き始めるために背中を押してくれます。


第2章:書くことを習慣にしよう

書くことが大事なのが分かったら、それを習慣にして続けることの重要性を説いてくれます。

『落ち着いたら』『時間ができたら』書こう、では永遠に書けません」とおっしゃっている通りです。

ゆぴさんもこの本を半分以上スマホから書いたそうですが、スキマ時間の有効活用も大事です。


私自身も、習慣にすることが大事だというのは、以前も記事にしました。

最近は毎朝30分程度はnoteを書く時間に充てています。

朝はアウトプットに向いていると言われていますが、朝の時間は本当にどんどん書き進められている実感があります。


第3章:ネタがない、なんてことはない

次に課題になるのは、ネタが尽きてしまうことだと思います。

そこでゆぴさんが提案してくれるのが、「好きなものについて書く」ことや、「なにもない」ことをネタにすることです。

その日いちにち家で寝ていたとしても、例えば好きなYouTubeを見たり、あれこれ思いを巡らせたことがあると思います。

その感覚や思いをそのまま、書いていいのです。


私自身も在宅が基本の生活で、代わり映えしない日々なんですが、YouTubeを見ない日はないし、人のnoteを見ることも多いです。

その中でもネタがあると言ってもらえて、色々探そしながら生活しようと思えました。


書くのが嬉しくなる、好きになる

後半の4章・5章では、読み手を意識して書くことを教えてくれます。

第4章:読み手を意識する

いくら自分の好きなことを書いていいと言っても、専門用語や身内の用語の羅列では、多くの人は読む気になれません。

読み手に辞書を引かせたり、ググらせたりする必要がある文章」は、なかなか読まれません。

私もできるだけ読みやすいように、易しい言葉を使うように心がけているので、この章はかなり共感しました。


第5章:反応がもらえるようになるために

この章では、読んでもらえるようになる工夫がいくつか紹介されています。

例えば、タイトルには「『パワーワード』と『主観』を入れること」が大事だといいます。

大量の情報であふれかえっているインターネット上では、目新しそうにない記事は読まれません。

見た人が気になるように、タイトルに印象深い言葉や、他の人が知らない自分ならではの視点を入れることで、読んでみようかな?と思ってもらえます。

この記事のタイトルも、少し大げさに書いていますが、少しでも関心を持ってくれる方がいればと思って付けました。


第6章:書くことって素晴らしい!

そして最後の6章では、書くことの素晴らしさに触れています。

書くことで、自分の中の言語化できないモヤモヤした気持ちが整理できたり、後で振り返ることで今の気持ちを忘れずに保存しておくことができます。

そしてゆぴさんのように、書いたものが誰かに読まれて、自分のキャリアに新たな選択肢を与えてくれるかも知れません。


私もnoteでの発信を始めて、この文章が誰かの役に立てばなぁと思っています。

noteは記録が残っていくので、後から誰かが見てくれる可能性があることも、モチベーションを上げてくれます。


「書く習慣」が名著である理由

以上、ゆぴさんの「書く習慣」の各章の概要を紹介しました。

ここからは、この本を名著だと思った点をお伝えします。


「書くこと」ファーストで、テクニックはその次

この本はタイトルに「書く習慣」とあるように、まず書くことを習慣づけることを強調しています。

その意味では、第1章・第2章がこの本のメインだと言えるでしょう。

ここで大事なのが、第5章・第6章で述べられているような「読み手を意識したテクニック」よりも、「書くことを習慣にする」方が大事だとされているということです。


「文章の書き方」みたいな本は、書くためのテクニックに焦点を当てた本が多いと感じます。

例えば書くためには、ペルソナを設定すべしとか、SEOを意識すべしとか、マーケティング戦略を考えるべしとか。

でも本当に大事なのは、とにかく書くこと、書き続けることだということを、ゆぴさんは強調されているんだと思います。

ここが「書く習慣」のポイントです。


「言葉の力」に改めて感動

文章は、誰に届いているか分からない個人的なことでもいいし、何かを販売するビジネスや直接誰かの役に立つものでなくてもいいんです。

人が書いた言葉には、人の学びや共感を促す力があると、改めて感じました。

それは目の前の誰かかも知れないし、顔も名前も知らない人かも知れないし、少し後の時代の人かも知れない。

なんだったら、未来の自分が読んで、影響を受けるかもしれません。

誰でも発信できる今の時代、どんどん発信して自分の記録を残していくことが大事だと思いました。


私自身、本を読んだらアウトプットをするようには心がけていましたが、少し時間を空けてからまとめてやっていました。

そんな私でも、この本を読んだ直後にはすぐにパソコンに向かい、一気にこの記事を書き上げました。

この本の言葉が人を動かした、何よりの証拠だと思います。


書くことの力を信じて、これからもnoteを続けたい

今回は、ゆぴさんの「書く習慣」の内容の紹介と、私が思うこの本の素晴らしさについて書いてきました。

書くことは自分自身の力にもなるし、誰かの役に立つことができるものでもあります。

私もこれからもnoteで発信し続けたいと、改めて思いました。


みなさんも、それぞれの場所で発信を続けてみてください。

もし書くことがなければ、この記事に何かコメントを残してください。

大上段に構えず書いたコメントが、人の心を動かすことがあるのだと、気付けると思います。



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かど@積読とコーチング
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