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医療系ドラマ《了不起的儿科医生》で中国語を100倍楽しもう!(2)

はじめに

あっという間にゴールデンウィークが終わりました。子どもの相手をしていたら、時間を持て余すことがないです。そして、常時、ご飯のことばかり考えていた気がします。子どもの頃は自分もそうだったのでしょうが、すっかり忘れていました。

 《了不起的儿科医生》は、大都会のとある小児科病院での物語です。小児科の先生方と一緒に働く中で、私も考えさせられることや学ぶことがたくさんありました。こと母親になってからは、自然と小児看護について考えることが多くなっていますね。そんなこともあり、このドラマにスッとはまり込んでしまいました。

第一話あらすじ①(〜前半15分)

物語の舞台は、人々が忙しく行き交う大都市にある「童鑫儿童医院」という小児科病院。ここは24時間休むことなく働き続けていて、いつも人でいっぱいである。この病院の医師・鄧子昂(dèngzǐáng)は見た目はクールだが、実際は仕事へのプロ意識が高く、患者に対して強い責任感を持って診療にあたっている。現在は、ほぼ病院に住み込んでいるような状態である。彼はまれに見る優れた人材であり、どんなに残業続きでどんなに疲れていようとも、1分たりとも遅れず時間ぴったりに起きてくる。同僚たちが賭けをするほどである。

あるマンションの5階に住む男児・烁烁(shuòshuò)が誤ってベランダから転落した。母親が泣き叫び、人々が集まるところに、主人公・焦佳人(jiāojiārén)が通りかかる。彼女はこの日、遠くの故郷からはるばる電車に乗ってきたばかりで、就職先である「童鑫儿童医院」に向かうところだった。烁烁の容態を見て、焦佳人は近くの人に救急車を呼ぶよう頼み、すぐさま救急措置を行う。そうこうする間に烁烁の状態が悪くなり、救急車では間に合わないと判断した彼女は、烁烁を抱き抱え、母親と共にタクシーで病院に向かった。

たどり着いた先の「童鑫儿童医院」で、鄧子昂と焦佳人はピリピリムードのなか、初めて顔を合わせる。鄧子昂は焦佳人の必死の救急措置を妥当でないと責め、烁烁に付き添おうとする焦佳人を静止して、すぐに病院へ入職手続きをしに行くように冷たく言い放った。焦佳人は急いで入職の手続きに行くが、大きな病院ということもあり、たくさんの人が列をなして順番待ちをしていた。

焦佳人は列の前方にいる人に「自分を列に入れてもらえないか」と頼み込んでいるところを、のちに同僚となる谷佳人に見とがめられる。彼女は病院長・谷立峰の娘で、気位が高い。実はこの二人、病院に来る途中ですでに一度顔を合わせている。谷佳人が運転する車が水たまりで焦佳人に泥を飛ばしてしまったのであるが、そのお詫びにと谷佳人は二百元を投げ付け、走り去ったのである。焦佳人はそのお金をいらないと返そうとするが、列に横入りしようとした焦佳人を見て、谷佳人は冷たく接して相手にしなかった。

感想

ドラマなので完全に本物どおりではないとは思いつつ、描かれている病院がとても清潔で最先端の病院だと感じました。使用されている機器や薬剤などから、中国の医療水準も日本とあまり変わらないような気がしました。第一話のマンション5階から転落した男の子の話では、私も以前の患者さんのことをふと思い出しました。その患者さんは運ばれてきた当初、病院スタッフ誰もが「ちょっと難しいかな」と思う状態だったのですが、その子は最後「バイバイ!」と歩いて退院できるまでに回復しました。「子どもの生命力ってすごい!」と圧倒されましたし、また医療のチカラを再認識する出来事でもありました。

ハートと聴診器

気になる中国語フレーズ

5階から転落した男児・烁烁の母に、焦佳人が言葉をかけます⬇️
  落ち着いて! 冷静一下!lěngjìngyíxià

心停止した烁烁に焦佳人は必死で心臓マッサージをします⬇️
  頑張って(持ちこたえて)!坚持一下!jiānchíyíxià

病院に着いて、看護師が同僚看護師に言います⬇️
  ご家族に問診票(基本情報)を記入してもらって。
  带家属填一下基本信息。dàijiāshǔtiányíxiàjīběnxìnxī

おわりに

ドラマ紹介は初めてなのですが、意外とむずかしいですね。なので自分のいつものドラマを利用した学習方法で、一話45分を三つに分けて、それぞれ15分ずつを見ていくスタイルで紹介していきたいと思います。たったの15分ですから、何も考えず、気楽に見始めてくださいね。

救急エマージェンシー

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