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摂食障がいの克服320【不眠と友達の唄】
お仕事から帰宅したところです。
例えば自分が健全に20代前半で仕事をしていた際には、朝起きて朝ごはんを食べてごみ捨てして、通勤して(片道1時間)、午前中に3時間働き(海外取引だったため、午前は主にアジア圏の国々との案件を進めたり、決済関連・納入及び出荷手配は午前の締めだった)、お昼ご飯を同僚と食べ(500円ぐらいのランチ)、午後7時間ぐらい働き(午後一番覚えているのは夕方からヨーロッパの案件が忙しくなること。午前午後問わず、同時に何件もこなすことが必要とされていて、出荷手配しつつ、価格オファーしつつ、国内メーカーさんに見積頼して指示の元為替予約、海外送金etc)、帰宅してお風呂に入り、ソファーで本等読んでベッドで眠っていた。
その頃の仕事は本当に生き甲斐と言えるに等しかった。知識を増やせばビジネスの世界で対応できる。輸出や輸入だけでなく三国間仲介、また輸入後に倉庫に一旦納入し、少しずつ販売させていく国内取引。あの頃は関税(特恵関税)に関しても学んだものだったし、法務関連もそうですね。仕事は好きだった。
そして今、現在です。
40代で朝は不眠及び過眠の影響を多大に受けます。昨日は6時に目覚め、辛すぎて8時に2度寝したら起きると体は鉛。そして昨夜4時ごろまで眠れなかったので、今朝は11時に起きて、体が鉛。
決まった時間に朝ごはんを食べる習慣は消え去り、起きた時間により朝のみ、もしくは朝・お昼を食べるという感じ。
仕事には通勤5分。(これが今のお仕事の一番の魅力だったのは事実であり、今も不安定な日常で何より助けられる事実です)
仕事はバイト。帰宅するとシャワーも常識的に言っての”義務”のみ、家事も無理。(20代のその頃は作り置きを週末するようにしていて、息子を育てていた際にも概ね作り置きが好きだったからこそ乗り切れた)
掃除も最低限というかしているし、ごみ捨てもしているし(むしろゴミ出しが趣味ぐらい何でも捨てる)、然しながら、このソファーで本を読んでベッドで寝るって、すごい難関だと私は思うのです。
もしも、摂食障がいという『食べる』行為に躓くとそれは、眠るという行為にも躓くことってないのか、(私はあるのではと自分のケースで思います)。不安がベースにある。食べていいのかの奥に、眠っていいのか、そんな正しくベッドで眠るなんて許されるはずがない。
だから。いつもいつも、許可を求めているような気分になります。
そういうわけで昨日は眠っていいという許可を自分に与えられなかった。
でも。ずーっと孤独だなーって起きていたら、奇跡が起こったんです。
夜の間ずっと話を聞いてくれた方がいたんです。
だから20代の健全な私とは違うけれど、曲がりなりにも眠り起きて、今日も仕事という責任を果たした。
仕事は今も楽しいです。
きついけれど楽しいです。
今日、ふとゆずの友達の唄が聴きたくなって、帰宅後に聴いて泣きました。