「日本の秋と心」虫の声に情緒を感じる
「僕の昭和スケッチ」252枚目
童謡「虫の声」
虫の声、いいですよね。
鈴虫や松虫、コオロギの声、庭先から聞こえてくると秋を感じて耳を澄ませたものです。
「あれ、松蟲が鳴いている〜🎶」と始まり、
「ああ おもしろい 蟲のこえ〜🎶」と結びます。
この虫の声を「おもしろい=楽しい、心惹かれる」と現す日本人の感性。
世界の人は皆そうか、と言えばそうでもないようです。
自然音
虫の声や川のせせらぎ、雨音などの自然音に情緒を感じるのは日本人だけ*のようです。西洋人の脳では、ただ雑音と受け止められていて、そこに情感を感じたりはしない*と言われています。
この感覚は、日本人ならではの繊細な美感と対を成しているように思います。それは、自然と共にあることを善しと受け入れる「和」の感覚なのではないでしょうか。
子供の頃は庭先や、下手をすれば縁の下からでも聞こえてきた虫の声です。けれど、昨今中々耳にしなくなりました。
残念なことです。
<追>
noteで交流のあるCocoチャンネルさんが、同じテーマで記事を書いていらっしゃいました。僕の方は絵が主体で、文は従の体で構成しています。言ってみれば「挿し絵ならぬ挿し文(笑)」なのですが、Cocoチャンネルさんの記事では角田忠信教授の事を僕の記事などより詳しく紹介していらっしゃいます。興味のお有りの方はCocoチャンネルさんの方へも是非どうぞ!