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昭和銭湯とB級お色気コメディ映画
「僕の昭和スケッチ」29枚目
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こんなのを張っていいの?
そんなエッチ(死語)なポスターが昭和の御代には堂々と銭湯に張られていました。
例えば、その代表格は「温泉○○芸者」!(上の絵の中央部参照)
この○○に入る言葉は、あまり上品な言葉ではなく、noteの淑女の皆さんのお目に触れるのも憚られるため伏せさせて頂いたが、要するにこの温泉芸者シリーズというのは何れも馬鹿馬鹿しいB級お色気コメディ映画の横綱だと思って頂ければ間違いありません。
だが、私達はそのお色気満載のポスターが大好きで、いつもあんぐりと口を開けて見上げていました。お許しあれ、まぁ、男というものは小さい時から大旨そんなものなのです(笑)。
もちろん銭湯の壁にはそう言ったお色気ポスターばかりでなく、他にも加山雄三の「若大将シリーズ」や、子ども達に人気の「ゴジラ映画」、名作「風と共に去りぬ」、などなど…そう言ったものが、何の秩序もなくごちゃ混ぜになって並んでいました。
それは、言って見れば昭和という時代の乱雑さ…いい加減さ…
同時にちょっと格好良く言えばバイタリティをそのまま現(あらわ)しているようでもあったのです。
<©2021もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2021 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)