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秋刀魚と七輪と与謝野晶子
「僕の昭和スケッチ」41枚目
<画/もりおゆう 原画/水彩 サイズF5>
秋刀魚は七輪で焼くのが一番
昭和の昔は何処の家にもあった七輪
今は何処の家にも無い七輪…
「秋深し七輪なくてただ一人寂しからずや秋刀魚焼く君」
もりおゆう
庭先で母親が七輪でサンマを焼いた風景は、お爺ちゃん、お婆ちゃんから子供、時に孫までが一つの屋根の下に同居していた大家族時代と共に消えて行った昭和の秋の風物詩です。
あなたのおうちに七輪はありましたか?
*参考文献「柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君」
与謝野晶子