カセットテープで音楽を聴いた頃
「僕の昭和スケッチ」254枚目
ラジカセとカセットテープで音楽を聴くのが大流行となったのが1980年代、昭和で言えば50年代から昭和末期の頃だった。
「カセットテープはTDK!」🎵
なんてCM、記憶にある方も多いのでは(笑)
TDKは、元は「東京電気化学工業株式会社」。 それを、東京(Tokyo)電気(Denki)化学(Kagaku)の頭文字をとって、1983年にTDK株式会社となったもの*。SONY、Maxellと共に人気のカセットテープだった。
カセットテープは取り扱いがそれ以前のオープンリール*のものと比べて圧倒的に容易で、又そのデザインも魅力の一つだった。色々な物がコンパクト化に向かう時代の中で、音楽アイテム同じ道を歩んでいたのだと思う。
僕もレンタルカセットテープ店に行き、よく借りてはダビングしたものだ。
そして、1990年代中盤からコンピューター上でmp3という、音楽を更にコンパクトに所有するデータ圧縮形式が広まると、カセットテープの時代は終わり、姿を消していった*。
それでも、近年カセット独特の「適度な雑音のある耳当たりのいい音」が一部ファンにより見直され復興の兆しを見せているという。
CDの音は綺麗すぎ、冷たく感じるのかもしれない*。
昭和オヤジの僕は正にそう思う(笑)*