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なぜ自律神経のバランスが大事なのか

自律神経のこと、どこまで知っていますか?

 こんにちは!「My Relief」(マイリリーフ)事務局です。

 突然ですが、自律神経って聞いたことがありますか? 
 聞いたことはあっても、詳しいことはよくわからない…という人が実は多いのではないでしょうか。

 東洋医学で重要視される「気」(生命エネルギー)の存在と、西洋医学の自律神経とはとても密接な関係にあると言われます。
 そこで今回は、自律神経について掘り下げていきたいと思います。ぜひ最後まで楽しみながら、読んでいただけると嬉しいです!


心臓が動いているのは誰のおかげ?

 あなたが、「いただきます!」と言って食事をするとします。まず、利き手で箸を持ち、何から食べようかと目を動かして、箸を伸ばしますよね。そして、お目当ての食べ物をつかんで、口に運び、咀嚼して飲み込むーーここまでは皆さん、意識をしてすることだと思います。
 
 では、飲み込んだあとは、どうでしょう。自分で意識してすることはありませんよね。意識して行うとすれば、それはしばらく先のこと。栄養素を消化・吸収したり、腸内の物を先へ先へ送り出したりすることは、意識してできることではありません。心臓を動かしたり、体温を調節したりすることもそう。私たちが無意識にしていることになります。
 
 これらを行っているのが自律神経です。私たちが特に意識をしなくても、体の中でさまざまな機能を調整したり使ったりして、司令塔のような働きをしています。

交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキ

 自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という役割が異なる2種類に分かれます。
 家事や仕事などで頑張らないといけない時に活発になるのが「交感神経」。車で言えばアクセルの働き。起床して行動を始める時に優位になります。
 逆に、リラックスしている時、寝る前などに活性化するのが「副交感神経」。こちらはブレーキの働きです。
 自律神経はこれらが互いにシーソーのように拮抗しながら働いています。
 
 大事なことは、交感神経と副交感神経のバランスです。アクセルを踏みっぱなしでも、ブレーキを踏みっぱなしでも車の運転がスムーズにいかないように、交感神経と副交感神経のバランスが取れていないと体もうまく働きません。
 
 例えば、私たちがストレスを感じた時、脳内からはノルアドレナリンというホルモンの分泌が増えて、交感神経が過剰に活性化します。その結果、心拍数や血圧が上昇することになります。
 こうした状態が長く続くとどうでしょう。体にとって負担になりますよね。自律神経がもともと持っているバランス機能を低下させることになり、やがては自律神経失調症といった症状を招くことになってしまうのです。

 逆に副交感神経が過剰に活性化しても、血圧や脈拍が下がり、めまいに襲われる…といったことが起こるようになります。リラックスするのは体に良さそうですが、リラックスし過ぎるのは考えものということですね。

まとめ 

 頑張りすぎず、何事もほどほどにーー。健康のためには、それくらいの気持ちでゆったり構えているほうがいいのかもしれませんね。

 東洋医学では、健康のためには全体のバランスを整えることが大事だと考えていますが、自律神経の働きを見ても、そのようなバランス感覚の必要性をイメージしやすいのではないでしょうか。

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