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勝ち負けから"降りる"という選択

どうも。消しカスです。


うつ病には運動がいい!というのは通説としてあるが
うつ病は勝負事をするべきではないのかも
というちょっと考えれば誰でも分かるような話。


鬱再発による引きこもり期間中
1度だけ自身が所属しているサークルに参加してから、あれだけ好きだったテニスから離れていた。

手首のケガとイップスによるパフォーマンス低下に伴い、前だったら余裕で勝てるような相手にも負け続けることが増えて気持ち的に全く楽しいと思えなくなったからだ。

練習中、こんな記事を書いてしまうくらいにもう
何もかもが嫌になっていた。
これ同じサークルの人には死んでも見せられねえ、、、


CORN&MAYONNAISEを立ち上げてから、徐々に体力的に回復してきたので久しぶりにサークルに参加した。
「テニスで勝つことではなく、1人でも多くの人に自分のブランドの存在を知ってもらう」
それだけを目的に。

結果、今年一番のパフォーマンスを発揮することができたし
今年に入って初めてテニスを心から楽しいと思えた。
(そして結果的にその日の試合は全勝)

勿論心身ともに回復してきたこともあると思うが
一番は勝ち負けから"降りた"ことが良かったのかもしれない。


そしてこれってテニスに限らず、うつ病持ちが心穏やかに前向きに生きていくためのコツなんじゃないかと思う。

人のこころにとって、比較という行為は苦痛を伴う事が多い
(過去の自分との比較、兄弟同士の比較、学歴マウント、スクールカーストなど)。
そして勝者がいれば必ず敗者が生まれるのが勝負であり
つまるところ勝負というのは「比較」の最終形態であると僕は考える。

心が健康で、かつ勝負をしている時に生を実感できるタイプのアグレッシブな人間にとっては
それが生きる糧になることもあるんだろうけど、
少なくともうつ病を患っている人間はそもそも「普通の一日」を営むだけで精一杯なため
他者と張り合ってる場合じゃないのだ。


人が大なり小なり持っている、自分が叶えたいことや
自分が好きなことを形にするために
今目の前にあることを淡々と、できる範囲でこなしていくことが
心の安寧と多幸感に繋がっていくんじゃないか。

そんなことをふと考えた土曜日の夜。


あ、ちなみに相変わらず手首は痛いです。笑

"Chemical reaction between people"をコンセプトとして
誰もが気軽に繋がれるツールが充実している反面、人間関係が表層的になりつつある世の中だからこそ
つくった人と買った人
着ている人と会っている人
人と人との間に"化学反応=つながり"が生まれるようなクリエイションを目指して立ち上げたブランド
CORN&MAYONNAISE

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